こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

駅伝大会中止

2009年01月24日 | 教育
珍しく大いに積雪。
土曜日なので予定のご法事も多い。
昨晩から念のためにと装着していたチェーンが大いに役立つ。
博多のご法事が終わりその帰途、
たくさんの車両があっちこっちにお尻を向けた状態で停車。
それを横目に先を急ぐ。
横目で見られていた数年前を想い出しつつ。

本日の全日程終了後、
「明日の駅伝大会は、積雪のため中止」の電話連絡。
小学校の陸上部世話人である伴侶は、
各家庭へ電話通知。
連絡を受けた当該児童たちの悔しい思いが伝わってくる。
シクシク泣き出す者、
悔しがって怒る者、
投げやりになる子、
ふてくされる子、
・・・。
これだけ悔しい感情をあらわにしてくる事態に、
正直驚く。
仮に私が児童であったら・・・、
おそらく、中止になったことに喜々として、
ニンマリとほくそ笑むことだろう。
子どもたちがこの大会を目指して如何に真剣に、
如何に計画的に、如何に努力を重ねてきたかが垣間見える。
特に小学六年生にとっては最後の大会。
悔しいことこの上ないだろう。
いつもならうれしい積雪も、
今回ばかりは。

こんな感情を持ってくれるまで導いてくれた指導者に、
心から感謝を捧げたい。
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市町合併

2009年01月19日 | つれづれ
住民の意志を行政に反映させる、
という言葉は、幻想だ。

先ほど、長崎県東彼杵町において
合併協議会設置の是非を住民投票に問う
投開票が実施され、
近隣三町の協議会がスタートすることになった。
住民意識の高さに敬服する。
実は、これからが本当の戦いなんだろうけれど、
残念ながら、
協議会の設置は、民意を吸い上げる機構になってはいない。
まちづくりに対する住民の関心が高ければ高いほど、
その裏切りは、比例してかえってくる。
無関心、もしくは無知であればあるほど、
議会や行政の都合のいいように、
うまくスムーズに推移していく。
民意を反映させようとすれば、
必ず圧力がかかるように仕組まれている。
で、その圧力を跳ね返そうとすれば、
合併が破綻する、そんな図柄。

東彼三町の民意が集結することを、
心より祈念申し上げます。
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口はわざわい

2009年01月17日 | 仏教
日々の生活の指針として、
「十善戒」という自己を整えるための
十の心がけがある。
最初の三つは、
不殺生、不偸盗、不邪淫という行動指針。
次が四つあって、
不妄語、不綺語、不悪口、不両舌という口からこぼれ出る発言の指針。
最後に、
不慳貪、不瞋恚、不邪見という心の指針。

これにより、
身と言葉と心を整えていくという重要な指針だ。
中でも、言葉の部分は四つも注意すべき心がけがあって、
やっぱりお釈迦様も「発言」については特に注目されていたんだろう。

私の場合、調子がいいときに限って、
取り返しの付かない言葉を発して、
後で大いに落ち込んでしまうことが多々ある。
「調子がいいとき」は、
こんな発言すれば面白いだろう、
場が盛り上がるに違いない、
この人とこの話題で盛り上がってみたい、・・・
などなど、の欲求であふれかえっている。
しかし、
よく考えると、相手のことや、
周囲の人のことを全く配慮しない、
極めて自己中心的な思いなのだ。
不用意な発言が、
いやな思いをさせ、人を苦しめる。

調子のいいときほど、
抑え気味に慎むべし。

あ~あっ。

深謝、猛省、懺悔。
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体組成計

2009年01月07日 | つれづれ
今年はじめてのお買い物。
伴侶は、ヘルスメーターを買い求める。
(ようやく目覚めたか?)
「体組成計」という商品名だ。
このごろの体重計はすぐれものだ。
体脂肪率はもちろんのこと、
内臓脂肪、
骨量、
基礎代謝量、
体内年齢、
筋肉量、
などなど、様々な数値がオートではじき出される。
まるで、今年の私の抱負に呼応したかのような買い物である。
さすがである。
早速試してみた。
この上なく恐ろしい計測なので、
家族が寝静まった深夜、
こっそりとわれ一人、
厳粛な中に実行。
・・・

・・



来年の今頃、
数値の変化をまとめて公表することができればいいな、
ということで。





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謹賀新年

2009年01月02日 | 仏教
新年あけましておめでとうございます。
皆様方の心に幸多くあらんことを
心より祈念申し上げます。


年末の除夜の鐘。
ずいぶん早くから順番待ちをしていらっしゃるご家族もありました。
寒風ふく中を。
今年の山寺の新年祈祷会には、
昨年を50名ほど上回る参拝があったようです。
皆さまの切なる思いが、きっと仏さまへと届いたに違いありません。

どんな世の中になろうとも、
それに順応しながら、
強くたくましく生きていくことは、
ひとつの大切な方法だと思います。
多くの人々と分かち合い助け合い、
足ることを知る生き方であれば、
これ以上強力でたくましい生き様はないでしょう。

修行僧はそのたくましさを身につけるために、
食事の前に「五観の偈」といわれる文言を必ずお唱えしてから
食事を始めます。これを毎回唱えることで、
ギュッギュッとしまった善いからだと精神的な強さを獲得するのです。
こんな逸話があります。
ある時ブッダは、コーサラ国のプラセーナジット王に
「あなた、ちょっと肥え過ぎなんじゃないの?」と注意をしました。
それで、毎食前に唱えると効果のある文言を王に教えました。
王は毎食前、この文言を侍者とともに唱えました。
すると見事にスッキリとした体型になったのでした。
まさにブッダダイエットです。
修行の時にお唱えする文言は、昔の文語体なので、
少し現代的に意訳した文を掲載しておきます。

是非、お試し下さい。・・・ってか、私がまずもって・・・。  


一つには、多くの命とおかげをいただくことに感謝します。

二つには、この食をいただくにふさわしい生き方をします。

三つには、むさぼりの心を離れ正しく生きます。

四つには、この食は体を養うための良薬です。

五つには、自らの道を歩み進むためにこの食をいただきます。


これで今年は、
ギュッギュッウ~としまった良いからだ!!
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