こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

私の所属する宗団からのインフォメーションです。

2005年10月04日 | 仏教
以下、そのまんま転載します。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆【4号】2005.10   ◇◆◇◆

◇ ~教化センターからホットな情報を~         ◆◇◆

◆◇   『現代教化フォーラム2005』開催のご案内   ◇◆

◆◇◆        (10.25 in 真福寺)     ◇

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

暑さ寒さも彼岸までとは、よく言ったものですね。
彼岸を過ぎると、真福寺近辺のオフィス街を歩くサラリーマンやOLの装いも秋らしく
なってきました。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、そして「現代教化フォーラム」
の秋、ということで、大変お待たせいたしました。第34回現代教化フォーラムのお知
らせです。

        ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― 

今回の現代教化フォーラムは

作家、詩人の青木新門(あおき・しんもん)先生をお迎えします。

        ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― 

テーマ、日時、内容は……

『生と死が語りかけてくるもの』-納棺夫の経験から-

日時:平成17年10月25日(火)14:00~16:30

        ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― 

今年度の現代教化フォーラムは、「生と死」という大きなテーマを掲げています。
そこで前回は、作家寺林峻先生のお話から、お大師さま(弘法大師空海)、いわゆる真
言密教の生命感を考えてみました。
今回は角度を変えて、現代のいろいろな生と死の狭間を見つめてきた青木新門先生にお
話しいただきます。

何を隠そう先生は、現代作家・詩人という肩書きを持っていますが、実は「納棺夫(の
うかんふ)」という職業経験をお持ちです。
その体験談を著した「納棺夫日記」(桂書房)がベストセラーになって、今では英訳そ
して中国語訳も出版されています。

        ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― 

納棺夫とは何か・・・

亡くなられた方の身体を洗い清め、ご遺体をお棺に納める仕事をする人のことを言いま
す。先生が造られた言葉なので、辞書には載っていません。
先生は、人の死を扱う納棺の仕事をするということで、世間から蔑んだ目で見られます。

しかし、毎日死者と接する中で、死者の顔が安らかで美しく感じてきたそうです。
そして、そこに光すら感じるようになっていったそうです。それは何故か・・・
先生はいいます。
「人はよく、死を見つめると生が輝いて見えてくるなどと言いますが、生者は死を見るこ
とはありません。生と死が限りなく接近した瞬間、真実の光に出会い、その光に照らされ
て生が輝いて見えてくるのです。」 『死をめぐる三つの話』(大法輪閣:共著)より

【生とは何か】そして【死とは何か】
 ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― ―― ◇ ――

青木新門先生の略歴

1937年 富山県生まれ。早稲田大学中退後、冠婚葬祭会社に入社。
現在もその会社に関わりながら、詩人として活躍。
著書に『納棺夫日記』(桂書房)、『木漏れ日の風景』(北日本新聞社)、『転生回廊-
聖地カイラス巡礼-』(北日本新聞社)、詩集『雪道』(桂書房)など。第七回地方出版
文化功労賞受賞。

      ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― 
では、当日会場でお会いしましょう。

       ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― ―― ◇ ―― 

ご参加の場合、あらかじめお申し込みの連絡をお願いいたします。
このメールの返信にてのお申し込みも可能です。
または、電話・FAXをご利用ください。

真言宗智山派 智山教化センター

E-mail:kyoukac@shinpukuji.or.jp

Tel.:03-3431-5218

Fax.:03-3431-5219
コメント (5)
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