カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

お産後の恥骨結合離解症、ローたん

2014-06-14 20:19:09 | 本日の患者さん
30年を越える年数、カイロプラクティックなるものに携わってきた。
いつも気になるのは、施療に見える患者さんの症状の偏りだ。
腰痛、肩こりから始まって10も数えれば、患者さんの持ち込んできた症状の80%程となる。

背骨のあり方と神経症状の関係に着目したのが初期カイロプラクティック。
百年をチョイ越える前、当時の西洋医学の欠点を確かに突いていた。
背骨を整えることで自律神経がよみがえる。
(背骨の両脇から出ている神経根には交感神経が含まれる)

本来なら、自律神経の維持管理に貢献すべきカイロプラクティック(めんどくさいから以下カイロ)。
本来なら、幅広く人の健康に携わるべきカイロ。

それが、いつしか腰痛、肩こり以下いくつかの症状の専門店になってしまった。

何故だ?

利に走る先輩達が悪い道筋を付けてしまった。
ぎっくり腰なんか一発で治しますよ!だって。

本来、地味ではあるが、広範囲な守備範囲を持つはずのカイロというものが、スタンドプレーじみた先輩達の積み重ねによって(当然、彼らは金を稼ぎまくった)矮小化されてしまった。


そんな、余波を受けてか、今日、施療に見えたローたんのお産後の恥骨結合離解症の訴えは、徳さん30年にして二人目であるにすぎない。

あまりに症例が少ない話なので、今日は、コソコソ話。

ローたん。
二度目のお産は軽かったが、産後、恥骨辺りの痛みが気になる。
お産の時に、胎児出現に対応して母親の恥骨はホルモンの働きによって広がるのだが、産後、自然の成り行きどおりに恥骨が閉じてくれないのを恥骨結合離解症という。

ローたんの場合、最悪ではなく、立ち上がり、咳くしゃみで痛みが走る程度。

徳さん、婦人科へのあらかじめの知識はない。
単純に腰椎や骨盤を観察するだけだ。

左の上前腸骨極の内側を軽く触れると激痛が走る。
左の腸腰筋が、骨盤が開く事によってかなり緊張しているのだ。

そのことに対する対応だけで、ローたんに、強い空咳を要求する。
「あれ!痛くない!」

たった、二例の症例なので、大きなことは言えないが、大きな名前を持つ病気も、結構、小っちゃな所に解決法が潜んでいるかも、、、。




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