今朝の東京新聞に載ってた全面広告。
ＮＰＯ法人整膚美肌褥瘡予防協会というところが広告主。
ＮＰＯ法人だから営利目的ではない。(そのはず)
当然、宣伝している講演会は参加無料。
なんでも、皮膚を指で引っ張るだけで、さまざまな症状が改善されるというのだ。
皮膚を引っ張ることで、血液やリンパ液や体液の流れが良くなるとの主張だ。
簡単にして無害。
広告紙面には１０ばかりの症状に応じての皮膚の引っ張り方のそれぞれにイラストが載っている。(例によって、携帯で写す画像は不鮮明、、、)
かなり良心的と言っていい。
こんな全面広告は診たことがない。
言いたい事は分かる。
徳さんだって、長く患者さんの体に触れてると、いろんな小さな発見にぶつかる。
教科書的な本には書いてないことだ。
股関節痛を訴える患者さんは、例外なく腹斜筋や腹横筋に異常な筋緊張がみられ、股関節そのものじゃなくそれらの筋を緩めることによって、股関節の痛みが軽減する。
手指が硬縮して伸ばせない、という患者さんの手の平と指の側面を軽く揉みほぐすだけで症状がなくなる。
５０肩を訴える患者さんの広背筋や肩鎖関節をグリグリするだけで腕が挙がるようになる。
痛みのせいで首が右にも左にも回せない患者さんの、肩甲骨の動きを付けてあげるだけで首の痛みは半減する。
などの厳然とした事実、でも説明はしにくい事実にぶち当たるのが現場だ。
この方法は結構使えるかも、、、、。
ただ、気にかかるのは、新聞の一面広告というかなり高額な費用が何処から捻出されたのだろうか、、、？というところである。
信じたい気持ちと、信じないぞ、という気持ちが今、徳さんの頭の中でせめぎ合っておりまする。
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