カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

ちーさん、転倒

2013-09-06 20:08:05 | 本日の患者さん
ちーさん、額に絆創膏を張って来た。

さては、やったな。

「久しぶりにこけました。
朝、会社に行く途中コンビニに寄ったんですけど、何かに躓いてずっこけました。
思ったより血がたくさん出て救急車に乗せられました。
3針縫ったけどもう大丈夫です」

ちーさんは、脳性麻痺で片足が10センチほど短い。

しかし、小さい頃は何も気にせず、近所の子らと遊びまわっていたそうだ。
でも、40代後半を向かえ、さすがにいろんな体のトラブルがやってくる。
この数年は股関節痛に悩まされている。

昨年、ちーさんは、つま先立ちする片足の空間を埋めるべく靴を作ってもらった。
片足のつま先立ちはそのままだが、多少はその足が休まるのかもしれないとおもって。
(長年のつま先立ちで足の甲が反れず、単純に上げ底をしても歩けなくなるだけなのだ)
言葉は悪いが、中途半端な障碍者は、行政からの援助も中途半端で、自費と自前の知恵でやってくしかない、、、。

ちーさんのその靴を見ると、よい方の足の靴のかかとの部分の磨耗が激しい。
布の中の緩衝材がはみ出している。
きっと、一足ごとによい方の足に強い負担がかかっているのだ。

今回の転倒の原因もそこらにあるはず。

現在の心配は、通勤時の出来事なんだが、コンビニに寄ったことが労災適用のネックになるとか。
適用は微妙とか、、、。

杓子定規な行政運営の犠牲にならなければよいが、、、。