例1
Iさん。
5ヶ月前、何でもないような事で左手の小指を骨折した。
(怪我の大半は、たわいない事をきっかけに起こることが大半だ)
整形外科で小指を固定してもらった。
固定器具は幾分短めで、小指の先が顔を出している。
3ヶ月前、その小指の先を冷蔵庫のドアにぶつけてしまった。
Iさんにとっては、この時の衝撃の方がひどかったとか、、、。
今でも、その痛みと腫れは継続している。
何が問題なのか?
固定器具を短めに設定した事が一つ。
(お医者さまって、生活者の実態を判ってない方が結構多い、、、)
先っちょが、触れて動いてしまう事だって想定して欲しい。
固定を一本の指に限った事が一つ。
小指一本を固定した事により、多少小指は外向きに設定される。
そして、小指は結構一人歩きをするのだ。
この時、薬指を添えて、二本を固定すれば、一転、すこぶる安定する。
後で知った事だが、こんな時、二本固定を当たり前にしている整形外科もかなりいらっしゃるとか。
患者さんサイドに立った情報交換がなされてない事の一例だ、、、。
例2
Tさん。
奥歯がうずく。
歯医者さんで治療を受ける。
しかし、痛みは変わらない。
痛みが無くならない事を訴えると、レントゲン像をたてに、そんなことはないはず。
やるべき治療は完璧にやりました。
痛み止めを出しますから、もう少し様子を見て下さい。
その間、鎮痛剤の影響で、Tさんは胃も痛くなる、、、。
いろんなやり取りがあって、結局、専門の大学病院でMRIを取るなど、精密な検査がなされた。
結果は、歯根部分に破断があって、その部分を修正しようとして造骨細胞が働き、そのあるべき所ではない所への刺激が痛みを起こさせているという見解に至った。
駄目な医者達!
と、言えば済む問題ではない。
一人一人のお医者さん、結構、誠実に取り組んでいらっしゃるのだ。
それで、些細かも知れないが、こんな問題が起きるというのは、制度の問題だ。
一度医師免許を取ると、後はノウタッチの行政。
24歳の若僧が手に入れる資格ですぞ、、、。
互いの情報交換は、意外と閉鎖的。
どこかの学会に出かけても、そこで細分化された医療の最先端知識を身に付けるだけでは、実際の患者さんの実像には触れ得ない。
最先端医療の姿がもてはやされる中、地味な地域医療、現場医療にこそ、多額な税金が支払われるべき。
なお、画像は『西表島ジャングルツアー「ゆくる」』より転載。
カイロジジイのHPは
http://www6.ocn.ne.jp/~tokuch/
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