カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

チューちゃまの謎多き風邪症状

2013-02-20 17:52:55 | 本日の患者さん
チューちゃま。76歳。
日頃は休日にゴルフを楽しむ元気な方だが、過去に心筋梗塞、胃潰瘍、肺炎、200台の高血圧などの既往歴がある。
油断は禁物。

「いや~、先生。今回の風邪には参ったよ。
鼻水は止まらないし、咳も止まらない。何より辛かったのはあちこちの筋肉が痛くて、痛くて」

「体の節々が痛むタイプの風邪だったんですね」

「いや、そうじゃないんだよ。
関節の痛みじゃないんだよ。
ほら、足のふくらはぎが攣れる奴があるでしょ?
あれが首から下の筋肉に起きたんだよ。
あっちこっちですよ。
足やら、お尻やら、腹も胸も背中も、、、。
医者に行ってもそれは良くならない。
寝れたもんじゃなかったよ」

「熱はどうでした?」

「37度8分あったけど、その筋肉が痙攣している時に計ったら、その時は34度7分だったよ。
えらく低いんでビックリしたよ」

「ええっ!そりゃ、低すぎますよね。
で、結局は、我慢しているうちに治ったんですか?」

「うん、そういうことですね」

これを聞いた徳さんはチンプンカンプンの途方に暮れた。
聞いたことのない風邪症状だ。
チューちゃまが帰った後、あれこれ考える。

考えられる事の一つは、高齢者の熱産生能力の低下。

風邪をひいた場合、体は体温を上げて病原体と闘おうとする。
チューちゃまの場合、それがある程度まで機能してた。
それがある段階で途切れた。
筋肉はあわてて、熱源確保のために痙攣した。

そんなシナリオだってありうる。

思い起こせば、チューちゃまには過去に味覚障害の前歴がある。
この時は、亜鉛のサプリメントを利用してもらい解決したが、今回の騒動、背景にチューちゃまの偏った食生活があるのかも知れない。

高齢者には何が起こるか判らない。
各々方、注意万端怠る事なかれ。


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