カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

脳に目が押される、るーさん

2009-08-08 18:11:24 | 本日の患者さん
相変わらず目が弱いるーさん。

今日のるーさん、うつ伏せでベットに横になって施療している間、度々顔の向きを変える。
(徳さんの施療院では、施療中の患者さんの表情を観察出来るように、なるべく患者さんにはうつ伏せ時、顔を横に向けてもらっている)
よほど首の調子が悪いんだと思い、
「首がそんなに辛いんだったら、穴つきベッドにするよ。真下を向けるので首は楽になるよ」
「いや、これでいいです。真下を向くと脳の重みが目ん玉を圧迫するような感じで気持ちが悪くなるんです」
と、聞いた事のないような訴えである。

るーさんは国家公務員。
連日のパソコンを見つめながらの残業が続いている。
(どうも公務員というやつ、忙しい人と、馬鹿みたいに暇な奴の落差がひどいようだ。徳さんがご本人から、16:30、終業30分前には着替えをして手を洗って帰宅準備に入ります、と得々と説明されたこともある。天下りだけが問題なのではないのだ)
るーさんの訴えの原因はそれしかない。

それにしても、患者さんの苦痛に対する訴えというのは独自なものがある。
楽しいことは他人と共有できても、苦しいことは誰とも共有できない。
その証明のようなものが、苦痛に対する独特の表現に結び付く。
腰がズーズー痛いんです。
膝がシミシミうずくんです。
頚が無くなったような感じです。
先生の指が針のように感じます。などなど。


幸いにして、徳さんの脳みそはことの他軽いようで、未だるーさんのような感覚を味わったことが無い。