地域包括支援センターに勤務していて、
「要支援と要介護の仕切り」※に理不尽さを感じている日々ですが、
居宅介護支援事業所の人々も、この理不尽さにはほとほと手を焼いています。
2006年介護保険制度改定で最大の問題点は、この「要支援と要介護の仕切り」ですが、
この問題は今年度の改定でも無視されました。
どうしてこんな手間な制度をつくるのかと利用者に大不評の介護予防制度です。
地域包括の設立目的のひとつ、「包括的継続的ケアマネジメント」は絵に描いた餅です。
私はこの制度の不出来には怒りが収まらないままの3年ですが、
精神安定のために、ひとつの決心をしました。
それは、できるだけ多くの高齢者の方を担当し、話を聴いていこうということです。
それは、どんどん新しい人を訪問することでもあります。
もちろん、これは手間な仕事です。アセスメントの繰り返しですから。
しかし、この繰り返しの中でえることも多いのです。
忙しい中では、高齢者の皆様の「生活を聴く」ゆとりはないといわれます。
その通りですが、しかしながら
聴くことを抜きに、この業務はありえないと考えています。
いかに忙しくとも、話をしっかり聴く。
ここは効率化できることではないはずです。
それで業務の帳尻があうかどうかは、あまり考えない。
とにかく、聴くことがもっとも重要な業務として再度取り組もうと思います。
ささやかな覚悟です。
※区分等級によりサービス給付が極端に変わるが、区分等級認定に説得力がない。
「要支援と要介護の仕切り」※に理不尽さを感じている日々ですが、
居宅介護支援事業所の人々も、この理不尽さにはほとほと手を焼いています。
2006年介護保険制度改定で最大の問題点は、この「要支援と要介護の仕切り」ですが、
この問題は今年度の改定でも無視されました。
どうしてこんな手間な制度をつくるのかと利用者に大不評の介護予防制度です。
地域包括の設立目的のひとつ、「包括的継続的ケアマネジメント」は絵に描いた餅です。
私はこの制度の不出来には怒りが収まらないままの3年ですが、
精神安定のために、ひとつの決心をしました。
それは、できるだけ多くの高齢者の方を担当し、話を聴いていこうということです。
それは、どんどん新しい人を訪問することでもあります。
もちろん、これは手間な仕事です。アセスメントの繰り返しですから。
しかし、この繰り返しの中でえることも多いのです。
忙しい中では、高齢者の皆様の「生活を聴く」ゆとりはないといわれます。
その通りですが、しかしながら
聴くことを抜きに、この業務はありえないと考えています。
いかに忙しくとも、話をしっかり聴く。
ここは効率化できることではないはずです。
それで業務の帳尻があうかどうかは、あまり考えない。
とにかく、聴くことがもっとも重要な業務として再度取り組もうと思います。
ささやかな覚悟です。
※区分等級によりサービス給付が極端に変わるが、区分等級認定に説得力がない。
息子がこういう発言をするのは不謹慎極まりないのですが,一人のケアマネとしては「要介護2」でいてもらった方が,制度利用の幅も広がりますし,父のように一度介護状態になった人に対して「介護予防」というのも,どうも違和感を感じます。
また「要支援」=地域包括,「要介護」=居宅,という仕組みも,なかなか説明ができません。(これは多くのケアマネさんが異口同音でおっしゃっていますね)
介護保険制度,障害者自立支援法ともですが,制度をわざと複雑にすることで,「めんどくさい」と利用を抑制しようとしているように思えてなりません。また複雑にすることで,満足しているのは国の官僚だけのように思えてなりません。まさにウェーバーのいう「官僚制」の悪いところだけが露呈しているようです。
わかりやすく使いやすい制度(事業),という当たり前のことを,もっと私たちも考えていかなければと思います。
今日も、要支援から要介護に認定された方を
居宅に引き継ぎました。
居宅の方は、介護予防は書類が大変な上に
給付管理費が安くとても採算にあわないので
受けていませんといわれました。
もっともなことです。
私が居宅なら、受ける自信はないですね。
介護予防制度を作った役人はうまく給付費が
削減されたと喜んでいるでしょう。
これは間違いなく悪法です。
断言できます。