チェット・ベイカーというトランぺッターの映画です。
1950年代にデビュー、1988年にホテルから転落して亡くなってしまいます。
ソフトな歌声です。お見事。
そして、トランペットもクールです。
こちら、YouTubeで聴いてください。
いいですよ!
甘いマスクと評判だったそうですが晩年は無残と言ってよいほど変わり果てています。
薬物(ヘロイン)沼に堕ちてしまい、大変な人生を過ごしています。
その彼の最後の数日間を描いた映画ということですから、よくぞつくりましたね、という内容です。
観ていて楽しくはないです。
しかし、亡くなる直前の演奏も衰えていないし、
数年前の日本公演は大成功しているらしいです。
覚えていませんが(-_-;)
死因は不明だそうです。
その死因を探す刑事がなんと主人公の一人です。
ベイカーと同じような性癖を持っているのです。
これは明らかなフィクションです。
1988年の話ですから女性に対するセクハラも軽んじられていました。
そのあたりもテーマになっています。
おっとネタばれはいけませんね。
よくある音楽映画ではありません。
大人の映画です。
ただし品行方正な大人だとよく理解できないかもしれませんね。
お読みいただき有難うございました。
岡山ではシネマクレール丸の内で上映中です。