岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

犬島アートプロジェクト「精練所」と犬島を訪ねて。その2

2012-05-28 14:23:34 | 岡山
犬島は人口100人くらい。周囲4km。島を歩いても地元の人より観光客が圧倒的に多い。
犬島には名に反して犬はいない。猫はいるという話だったがこちらも会わなかった。

この島は石切り場のあることでも有名で大阪城築城時にもここの「犬島みかげ」が使われた。

では、犬島アートプロジェクト「精練所」に行きましょう。



チケットセンターで予約していた入場券を購入します(10名以上の団体は予約が必要です)。

波止場から海沿いのプロムナードを歩いて200mほどで「精練所」入口ゲートに来ます。



いつも開いているわけではありません。30分毎にスタッフが登場、チケットを切ってくれます。
勝手に散策するというわけには参りません。



10人程度のグループに分かれて、案内をしていただくということになります。



ゲートから中に入ると見たこともない風景です。みんなここから興奮です。
この「精練所」は、1909年(明治42年)~19年〈大正8年)まで10年間稼働してしていました。
わずか10年です。
どのような理由で廃止になったのでしょう。

今、私たちが立っている場所は船着き場にある資材置き場と思われます。
レンガ造りの地面や建物です。



カラミ煉瓦です。1ブロック20kgもあるとても重たいものです。



この画像には煙突が二つしか映っていませんが、6本あります。1世紀前のまま残る煙突が3本。
左の煙突のように壊れつつあるのが3本です。
その違いは、円柱か角柱の違いです。
円柱は見事に残っています。
円や球というのが耐久性に優れていることがよくわかります。

正面の新しい構造物こそ、犬島アートプロジェクト「精練所」のアートの核心部分です。
でも、ここは撮影禁止なのです。

仕方がないので文章で書いてみます。

つづく


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