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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「日韓首脳会談」

2005-06-21 09:03:25 | 世界のなかま
斉州島から指宿。リラックスなムードを演出した過去の
日韓首脳会談だったが、今回は韓国側から「冬ソナコース」を
拒否され、クールビズもなくなった。
日本国民に通用することが、国外でも通用すると思うのはあまい。

ワンフレーズ政治やイメージ政治は、国内でしか通用しない。
通用してしまう国内が情けない。

大統領の冒頭の言葉にすべてが語られていた。
外交辞令は一切なかった。
「低いレベルの合意があった」
「事前に準備された内容で話し合われた」

2時間の会談だから大した話ができないのは確かだが、
大統領は、前回の指宿会談以降の首相の動向に不信感を
持っていることがすべてだった。

「竹島の日」制定を許し、靖国への姿勢を変えない首相と
リラックスなムードでは合えないのだ。
国内世論も大変厳しい。

靖国神社に和服姿で参拝する映像が繰り返し流されるが、
あの映像が与えるインパクトも大きい。占領時代を想起させる。
首相は無神経なのか、意図的なのか。

首相は、ソウル便が一日4便から8便になることを強調して
いたが、空しい限りだった。

前回は拉致問題への言及もあったが、今回はまったくなかった。

日韓間をこじらせる要因がそうあるわけではない。
外交としても難度が高いというわけではい。

それでも、ぎくしゃくする。いや、させる。

「低いレベルの合意があった」とは、、
「低いレベルの外交があった」といいかえてもいい。

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