岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【人生ni必携】うん?必携in人生

2004-11-26 17:01:51 | 社会福祉士
最近、気になっていることに「里親制度」がある。
毎日といってよいほど、児童虐待のニュースがある。
緊急措置として児童を施設などに一時保護することになる。
その後は?元の家庭に戻る?簡単ではない。
既に家庭が崩壊されている場合が多い。

児童が育つところ、もちろん家庭がベストである。
虐待児童は、新しい家庭の中で育つことが望まれる。
「里親制度」である。しかし、現状は厳しい。
現在、委託を受けている里親は全国で2000人(たった!)
である。
そして「専門里親制度」=児童虐待専門里親。
児童虐待児を2年間預かる。
困難なケースが多いので、専門里親養成には専門性が
求められ、時間がかかる。里親にもハードルが高い。
2年間という時限は、児童にもハードルが高い。
元の親に戻ることを設定している2年間である。
現実的?ではないだろう。
現在、利用している児童は20名(!)。
欧米では大切な社会資源となってる里親制度である。
この児童を養育するシェルターをなんとか発達させ
られないか。

「介護の社会化」に続いて、「児童養育の社会化」が
必要になっているのが現実である。
それは、専門性へとつながる。
家庭養育のプロが求められているのだ。

外で遊ばせていたら、勝手にみんなが育てた時代は
もうノスタルジーの世界である。
外で遊ばせていたら⇒大変なことが起きることに
なってしまったのだ。暗然とするが現実である。

参考資料:毎日新聞11月25日 家族のかたち 絆
     児童福祉論:中央法規

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