やはり衝撃的な展示会でした。
NPOの業務の中で支援にかかわってきた少女であり大人の人々の日々に垣間見てきた風景ではありますが…
当然、会場では写真撮影、メモ等は厳禁です。
展示会を進めているのは、若い人びとでした。
そのことが少しほっとしました。
少女たちの手記はパネルに掲示され、その数20を超えていると思います。
写真も掲示されていますが、なにかが特定できるものではありません。
確かに、手記だけでは息が詰まってしまいます。
チラシのことばです。
―私が売春していたのは、小6の11月26日から始まり、2年間です。
-「こいつらに捕まったのが私でよかった」と思うようにしていました。
―”男性”は私を道具としてしか見ていなかった。
―「お金ないなら、稼いできてよ」 友ふだちがいなくなるのが怖かった私は従った。
ーJKビジネスがきっかけで、お姉ちゃんに誘われて。
ー体を差し出す代わりにおにぎり一つもらった。
10代の子どもたちのことばです。
しっかりした文章です。
卑怯な大人がいっぱい登場する文章です。
彼女たちを食いものにする男は、親、親族だけではありません。
家庭内の虐待から逃れて街に出れば、甘い言葉をかけてくる一見優しいそうな狼たち。
自分にとって何が大切なのかもまだわかっていない子どもたちに襲いかかる大人たち。
そのような大人には、弁護士も医師も教員もいます。
児相の職員も児童用施設の職員も身につまされる言葉があふれます。
現代の日本の縮図がここにあります。
主催は、子どもソーシャルワークセンターつばさ
企画は、Tsubomi(Colaboとつながる少女によるグループ)/一般社団法人Colabo
帰り道で、スポーツに興じる子どもたちを見ていても、風景がグレーになってしまうような体験でした。
自分になにができるのか問われています。
japantimes(英文です。日本の新聞はすでにリンク切れしていました)