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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「フジからUSENへ」で考えてみる

2006-03-17 11:16:46 | 日本の仲間
まず、フジテレビはこの期で、損失を確定したいのだろう。
昨年の騒動を440億円のライブドア株取得という不透明な決定を
導き出したフジテレビのライブドア調査の疑問も過去のものにしたい
のだろう。そして会長の退任で一区切りをつけたいわけだ。
USENが名乗り出たようにライブドアの使い道はフジテレビにも
考えることができるのだが、「もう結構。退散する」というわけだ。

ライブドア事件の傷口を広げたのは、自民党とフジテレビだったことは
間違いない。

次はライブドア。
ライブドアとしては、まことにありがたい話である。
視点を変えてみよう。
ライブドア現経営陣として、最低限守るべきものとは何だったのだろう。
平松社長は、何を守ればよいのだろう。
社員の雇用なのか。今はなき社会的信用なのか。
守るのではなくV字回復なのか。とんでもない。
時の流れるままに、会社を流されるにまかせるわけではないだろう。
それとも、政財界からなんとか流れに竿さしてくれと言われているの
だろうか。
不思議な世界である。

USEN。
ライブドアのポータルサイトが魅力的であるという。
なるほどと思うが、私にとってはとても利用しにくいサイトだった。
唯一、気に入ったのは地図だ。非常に細かな地図でこれには感心した。
1年前のことではあるが、ライブドアのフリーメールは、yahooに比べても
とても使いにくかった。登録したものの使わなかった。
しかし、このサイトを持っているライブドアの第2位(実質1位)株主に
100億円以下でなることができるならそれも手かなとも思う。
もちろん、外資系に乗っ取られるのを嫌う人々の意にもそう。

こう考えてくると「三社三得」のようである。
では、この「三社三得」で被害者も得をするのだろうか。
考えていただきたい。

おっと、もう1社あった。東証である。
東証は、ライブドア株売買の手数料で大儲けをしたが、悪銭身につかずで
世界的に信用を落とし、上得意のライブドアまで追い出した。
しばらくは苦しむことになるが、これは自業自得ということだろう。

その意味で自業自得にならなかったのは、小泉氏と武部氏だ。
とりあえず今の話ではあるが。

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