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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

選挙を楽しみましょう。

2009-07-28 21:25:01 | 国民と国会と政治
今日、窓口で相談を受付した高齢の女性は、介護保険が高いと大いに苦情を言われた。
ちょっと窓口が違うと思いますが、関係ないようです。
そして、選挙の話までなりました。
「民主党のこども手当はだめです。あんなことしたら親が使ってしまう。」

ほう、そういう考えですか。
でもこの考え方は結構根強いですね。
「人は怠ける」⇒惰民的な考えです。社会保障充実に対しての反論によく使われる。
そんな親は、ごく一部だといっても通じない。
生活保護受給に対しても同様ですね。

社会福祉業界で働いている人にも同じような考え方をしている人が実は多いのではないでしょうか。
あれっと思う発言は結構あります。

という感想を持ったのは、やはり総選挙の季節だからでしょう。

今回の選挙活動は、ゆっくりと静かに進んでいるように感じます。
前回の郵政選挙のように、まさかの解散、郵政以外の争点は考える時間もない。
マスコミは刺客報道ばかり。
今から思えば狂乱の選挙でした。

さすがに、国民もマスコミも当の議員候補(今、衆議院議員はいません)も
相当、冷静です。
このように、じっくり政党の公約を読む。
マスコミは、政権を担当する可能性がある政党の政策を吟味する。
そのような時間の流れは、もしかすると戦後初ではないでしょうか。
もちろん、戦前もなかったでしょうが、これは知識がおよびません。

白鵬が「昭和の大横綱 双葉山」を目指すという日本人のスケールを超えようと
していると同様に、
私たちも、少し大げさですが憲政初の大選挙のという日本選挙史のスケールを超えた歴史的渦中にいるのかもしれません。

ただ、私の気持はあまり細かなことを争点にしないで、
どのような歴史観、価値観、人生観を持っている候補者かを知りたい。
どのような歴史的大選挙でも、投票できるのはたった一人です。

2大政党と言われても、基本は人を選ぶしかないです。
そして、最後の頼りになるのも、人なのですから。

選挙を通じて、候補者の人を読み解く。
いろんな候補者に接してみる。
選挙事務所を覗いてみる。
これって結構面白いです。

選挙事務所ツアー企画どうですか。
もし候補者がいれば質問などしてみてはどうでしょう。
生身の人間ですから、テレビよりはるかに人となりがわかります。

ではどのように事務所に行くか。

事務所に入ったら「マニフェストありますか」とスタッフに声をかけ、
マニフェストを受け取った後は、事務所の椅子を借ります。
マニフェストを読みながら、「ちょっとこの部分を教えてもらえますか」
などどいい、選挙スタッフの勉強ぶりをマーケティングします。
お茶ぐらいは飲んでも構いません。

壁に目を移せば、候補を推薦している個人や団体の推薦状が所狭しと張ってある。
この候補者の人脈が一目でわかります。
そうこうしていると、候補者が街宣活動を終えて帰ってきます。
その時の「スタッフとの応対」を見聞すれば、だいたい人柄はわかります。

この活動を各候補事務所で繰り返せば、どの候補が自分に合うのか、すぐわかります。
その候補と政党が好みなら結構。候補と政党が別なら、比例区の利用の仕方があるというもの。

私もぜひ実行しようと思います。
わくわくドキドキできます。

選挙、楽しみましょう。

※写真は、トラックの照明と薄暮。岡山。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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政治家の家 (岩清水)
2009-07-29 05:43:38
どりーむさん。
こめんとありがとうございます。
政治家の事務所はふだんは訪問しにくいですが、選挙の時は公共の場所といっていいですね。
ノックをしてみて、応対されるスタッフの第一印象でも
なにかがわかるはずです。

経過措置の件、注意深く見ていきましょう。

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ノックしてみよう! (どりーむ)
2009-07-28 23:21:30
国会や何かの審議会等の様子を知っているといっても、私たちのところに伝わるものは、テレビや新聞、議事録といったフィルターがかかった状態でしか、知ることができません。

そこに生身の人を感じるということは、難しいことです。

政治家を雲の上の人にしないためにも、自らが政治家さんたちの家(事務所)を訪ねてみる、ということも、政治への敷居を下げるための一つの方法ですね。
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