岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

日本国憲法の第一条について。わかりません。

2021-10-28 07:46:13 | 国民と国会と政治

第一条
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

wikiの第1条に関する記述です。

とあるのは、学校で学んだとおりですね。

ただ意味するところが子どもの頃からよくわかりませんでした。

いまでもそうです。

象徴ということがわからないのです。

一人の人間が「象徴」ってなんだろうと思っていました。

英語では、シンボルとなっていたので、「そうかシンボル」なんだと思ったこともあります。

でも、英語で分かったつもりになるのもとても変なことです。

シンボルという用語を私が理解しているとはとても思えないからです。

 

この象徴という意味について、当事者である天皇が悩まれてきたのは確かだと思います。

平成天皇は、「国民の平穏(平和)」を祈るということだと考え実行されてきたと考えています。

現天皇も、その意志を受け継いでおられますと考えています。

 

一人の人間が「象徴」ってなんだろうです。

天皇および皇室は、他の日本国民とは異なる法律で律されています。

日本国民でありながら特別の「枠組み」の中での生活となります。

とても奇妙なことですが。

それが「象徴」たることの源泉です。

もちろん、天皇は日本国民です。

日本国民ありながら、特別な法律下にあります。

これはやはり矛盾です。

その矛盾を正当化するのが「象徴」ということばだと考えています。

 

この矛盾をはらんだ憲法第一条は変えればいいというものではありません。

変えようとすればするほど、「国民の統合」は崩壊してしまうからです。

それこそ、国民の分断です。

マイナーチェンジしかありません。

皇室典範の改正しかないと考えています。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

画像は、岡山後楽園です。旭川の中州にあります。木々の奥に拡がっています。

 

 

 

 

 

 

 

 


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