岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

映画『サマー・オブ・ソウル』 1960年代後半のブラックミュージックを堪能できます。

2021-10-27 09:58:05 | 映画・DVD 

映画『サマー・オブ・ソウル』を観るためシネマクレール丸の内(岡山市)に本日も行きました。

28日木曜日が最終です。16時40分開演です。

昨日よりお客が入っていました。明日は満席になるかもしれません。

ぜひご覧ください。

 

映画の中の曲やミュージシャンの名を知っている方も多いのですが、演奏者の顔と結びつきませんでした。

今まで他の映像ではほとんど見ていません。

2回観てやっとつながりました。

 

この映画の監督は、アミール・クエストラブ・トンプソン

※Wikiでは英語版しかありません。すごいキャリアですが私はまだ理解していません。

彼の生年は1971年。

ハーレム・カルチュラル・フェスティバル開催時にはまだ生まれてなかったのですね。

その彼が膨大なビデオテープを編集して映画を創ったわけです。

非常に創造的作業です。

すごい構成力です。

もちろん、核に置くのは圧倒的なパワーを持つ演奏ですが、今から50年前にハーレムで、ニューヨークで、そして米国、世界で何が起こっていたかを

当時のニュース映像(ほとんどモノクロ)を厳選し効果的に見せていきます。

こちらも一時も目を離させません。

また5万人もの人々が詰めかけた会場風景には驚きます。

ほぼすべての人がカラードです。もちろん圧倒的に黒人です。

子どもたちもピクニック気分で来ています。

そして、お得意のダンスも披露します。

こんな大観衆に出演者自体が驚きます(5万人の前で演奏することはまずありませんから)。

そして、黒人の大観衆の前で演奏するということが、何かを起こしていきます。

新たなパワーを作り出すのです。

映画での演奏は時系列ではありません。そのため突然雨が降ったり晴れたりしますが気にはなりません。

 

オープニングは、スティーヴィー・ワンダーです。

当時19歳です。最も若い演奏者ながら既にトップスターです。

なんとドラムソロから始まります。

見たことある人いますか?

すごい迫力です。

映画はのっけから全開です。

 

今日はここまでです。

お読みいただきありがとうございました。

見出し画像は、もちろんスティーヴィー・ワンダーです。

 

再録:1969年の夏といえば、伝説のフェス「ウッドストック」がこちらもニューヨークの農場で開催されていた時期です。

3日間で40万人を参加したこのフェスはその映像が世界中で観られ、ロック史上の伝説となっています。

ハーレム・カルチュラル・フェスティバルは、1969年の6月~8月の日曜日の6日間にかけてハーレム マウント・モリス・パークで開催されました。

6日間で30万人が参加しました。

 



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