
大雨のために尾道駅で下車しました。
街を歩いていると、尾道市立美術館のポスターが貼ってあった。
『東日本大震災の記憶ーリアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と災害史』とある。
リアス・アーク美術館については、テレビ放映もあった。
美術館自体は津波に襲われることはなかった。
美術館の屋上から、暗闇の中に赤い炎に包まれた気仙沼の市街地を撮影した画像があった。
3月11日の夜、ヘリコプターからの映像は、闇の中を漂う炎の群れを映し出していた。
小さなテレビ画面を見ながら、震えていた。
震災直後から活動を始めたリアス・アーク美術館の学芸員(調査員)の活動はめざましく、30000点の画像と多くの流失物を保管することができた。
その展示物は、気仙沼に行かなければ見ることができないと考えていた。
ところがである。
尾道に展覧会が来ていた!
それも全国で初公開という。
この驚くべき情報を知らなかった。
岡山市と尾道市は、在来線でも2時間もかからない。
お隣りなのである。
しかし、岡山県と広島県のマスメディアはまったく隔絶している。
岡山県は四国の香川県と、広島県は愛媛県との結びつきが強い。
この展示会の後援には、全てといっていい広島県内のテレビ局、新聞社の名前がある。
大手新聞社も支局が岡山と異なる。
例えば岡山県民は朝日新聞の広島県版を読むことはまずない。
唯一の例外は山陽新聞社である。
山陽新聞の本社は岡山にある。その販路は岡山県中心だが、備後(福山市など)にも販売している。
そのための後援だろうが、山陽新聞のイベント紹介(さんようタウンナビ)には掲載されていない。
これでは、岡山県民がこの非常に重要な展示会の告知を見ることは不可能である。
隣県の情報にも系列や地域の連携、不連携による盲点があることを今回痛感した。
私はたまたま山陽本線の不通という、ジモトの人の災害に便乗するカタチで知った。
後ろめたい気持ちもある。
しかし、今はこの『東日本大震災の記憶ーリアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と災害史』を見に行く人が一人でも多くなることを願ってブログに書いておこうと思う。
※写真は展示図録です。
つづく。
街を歩いていると、尾道市立美術館のポスターが貼ってあった。
『東日本大震災の記憶ーリアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と災害史』とある。
リアス・アーク美術館については、テレビ放映もあった。
美術館自体は津波に襲われることはなかった。
美術館の屋上から、暗闇の中に赤い炎に包まれた気仙沼の市街地を撮影した画像があった。
3月11日の夜、ヘリコプターからの映像は、闇の中を漂う炎の群れを映し出していた。
小さなテレビ画面を見ながら、震えていた。
震災直後から活動を始めたリアス・アーク美術館の学芸員(調査員)の活動はめざましく、30000点の画像と多くの流失物を保管することができた。
その展示物は、気仙沼に行かなければ見ることができないと考えていた。
ところがである。
尾道に展覧会が来ていた!
それも全国で初公開という。
この驚くべき情報を知らなかった。
岡山市と尾道市は、在来線でも2時間もかからない。
お隣りなのである。
しかし、岡山県と広島県のマスメディアはまったく隔絶している。
岡山県は四国の香川県と、広島県は愛媛県との結びつきが強い。
この展示会の後援には、全てといっていい広島県内のテレビ局、新聞社の名前がある。
大手新聞社も支局が岡山と異なる。
例えば岡山県民は朝日新聞の広島県版を読むことはまずない。
唯一の例外は山陽新聞社である。
山陽新聞の本社は岡山にある。その販路は岡山県中心だが、備後(福山市など)にも販売している。
そのための後援だろうが、山陽新聞のイベント紹介(さんようタウンナビ)には掲載されていない。
これでは、岡山県民がこの非常に重要な展示会の告知を見ることは不可能である。
隣県の情報にも系列や地域の連携、不連携による盲点があることを今回痛感した。
私はたまたま山陽本線の不通という、ジモトの人の災害に便乗するカタチで知った。
後ろめたい気持ちもある。
しかし、今はこの『東日本大震災の記憶ーリアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と災害史』を見に行く人が一人でも多くなることを願ってブログに書いておこうと思う。
※写真は展示図録です。
つづく。