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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

何を信じるか。このことも属性の一つでしょう

2019-12-30 20:13:52 | 日本の仲間

これは表立っていることではないかもしれません。

心の中の話ですから。

年末にはクリスマスを祝い年明けには新年を祝う。
一応宗教的な行事です。
あまり自覚はないですね。
若い人にはイベントかもしれません。
最近は家でお祝いをする人が増えていると聞きます。
そこで、住む家の話から。
 
北九州市で活動されている奥田知志牧師は、生活困窮者の居住支援を続けています。
12月にもお話をお聞きしました。
 
急速に家族制度が弱くなっている現在、一人で生活をしなくてはならなくなっている人が増加していることを危惧されています。
ヒトは集団で生活する類です。
1人で生きていくには弱すぎるように思います。
共同体が必要です。
その最小単位が家族です。
世帯とも呼びます(行政は単身でも世帯と呼びます、家制度の名残でしょう)。
その家族が壊れたときにどうすればよいのか。
 
奥田牧師は家族の拡がりの可能性を実感されています。
ご自身がかかわっておられる抱樸(NPO)では、家族の役割だった葬儀まで行っています。
奥田さんの本職でもありますが。
 
わたし自身、ひとつの宗教を信じている立場ではありませんが、おつきあいさせていただいている多くの方は信じる宗教をお持ちです。
現代は宗教にとって苦難な時代だと言われます。
世界では過激派が恐怖を撒き散らし、日本でも1990年代に世界を震撼させるサリン事件が起こりました。
 
それでもです。
わたしは宗教が大きな役割を担う時代がやって来るのだろうと思っています。
人々には門や戸を叩けば開かれる場所が必要なのです。
それが自宅ではないとしても。
教会の扉はいつも開いています。
お寺や神社もそうです。
拝観料をとるところもありますが、それは観光業と言われて仕方ありません。
でもお近くの神社仏閣教会でさい銭入れはあっても入場料を取るところはないはずです。
(京都は別ですが)
訪れる人は歓迎されるべきなのですね。
 
これから、このような場が欠かせなくなるのです。
そのことを自覚されて活動されている宗教者を多く知っています。
この方々の力が欠かせない時代です。
 
 
そして、偽りのない生活ができればと思います。
一部政治家に平気で嘘をつく行為が見られます。
官僚が見習い、人々も真似る。
そのような世の中になれば、私たちの生活は内から崩壊してしまうでしょう。
年の暮れに憂うことです。
 
お読みいただき有難うございました。

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