
私たちが知っている米大統領選といえば、ケネディが勝利した選挙以降だけれど(古いですか)、
こんな展開で、こんな次期大統領が誕生したことを知らない。
レーガンやブッシュ・ジュニアが大統領に決まった時は、嫌な感じだった。
その勘は外れなかった。
ともに共和党の候補だったが、同じ共和党候補でもトランプは異質だ。
共和党はそのような候補でも受け入れざるをえなかった。
ジレンマを抱えた共和党候補が、傷だらけの民主党候補を下した。
選挙人制度とはいえ、ほぼ直接民主主義の米大統領選は、英国のEU離脱の住民投票と同質の結果となった。
米国では国際的な政策が政権交代でどのように影響を受けるか。
今までは前政権からのソフトランディングを試みてきたように思われるが、今回はまったく予想がつかない。
国際的な配慮がどのようになされるかも想像できない。
現代では、急激な変化というものはよい成果を生み出すということは考えにくい。
辛抱強く政策を進めていくしかない。
彼にはその我慢をしてもらしかない。
できないなら大小はわからないが破滅が生じると思う。
私には危険なかけとしか思えない。