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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『核エネルギー言説と戦後史1945-1960』を読み始めました。

2012-07-13 20:37:21 | 原子力発電


副題は「被爆の記憶」と「原子力の夢」。
著者は山本昭宏氏。1984年生まれ。
2012年6月刊 人文書院

県立図書館で見つけました。
これから読んでいきますが、論文らしい論文と思います。

「核エネルギー」という用語は少し奇異に感じるかもしれません。
著者もこの用語の使い方への思い入れを書いています。

軍事利用が「核」、民事利用が「原子力」、と書かれる場合が多いが、著者はそれを一体としてとらえたい。
そのために「核エネルギー」という用語を使ったと。

読んでいない段階で、触発された意見を書くことは避けねばならなりませんが、
生まれた時から「核エネルギー」とともに生きてきたものとしては
少なくとも自らの「核エネルギー」に対する考えを持っていて当然だし、
人類の存亡にかかわる「核エネルギー」をできるだけ深く知っておくことが
当たり前のことだと思います。

今まで、原子力村がどれほどのことを隠ぺいしていたにしても、危険を訴え続けた賢者がいる中で
ノーテンキに生きてきた私自身への反省をこめてきちんと学んでおきたいと思います。

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