
以下の文章は講演を私なりに理解した(つもり)の内容です。
講演内容を曲解している部分もあると思います。
ご勘弁ください。
AMDA菅波理事長は、言葉(用語)の定義を非常に重視します。
そのため、言葉の定義が明解です。
どうも用語の定義が明確になっていないのが日本人のようです。
もちろん私(岩清水)も典型的日本人です。定義について突き詰めて考えることはありません。
しかし、あいまいなままでは、ものの見方、考え方が違う世界に人々と「絆」を結ぶわけにはいきません。
なにを考えているのかわからない人と「絆」を結ぶことできないのです。
「日本人はなにを考えているかわからない」とは世界の共通認識のように思います。
自分たちの行動をきちんと説明できないからです。
それは日本国内では、あいまいのままで十分通用するので、言葉を磨く(定義の明確化)必要がないからです。
でもそれでは世界には通用しない。
でも、緊急医療支援では、「助けに来た」で十分ではないのかと思われませんか。
私もそのように思っていました。
そうではないのです。
世界の被災者は、
「あなたはなぜ私を助けるのですか」と問うのです。
その問いに答えなくてはならないのです。
もちろん答えないNGOも多くあります。
AMDAは答えなくてはならないと考えています。
「あなたはなぜ私を助けるのですか」
困っている人がいたら助けるのは当然でしょ。で終わってしまいそうです。
では、理由のよくわからない善意や支援はどうです。
気持ちよく受けれますか。
なにか裏にあるのでは。
後から高額の請求書が突き付けられるのではと思いませんか。
そうではないことの根拠を示さなくてはなりません。
AMDAはふたつの根拠を持っています。
第一は、人権です。では人権とはなにかと問います。これがこたえられない。
ヒューマン・ライツ=人間の権利ですか。これでは説明になりません。
そこで菅波理事長は「人権」の定義を創りました。
「人権」とは、
1.リスペクト⇒私はあなたを尊重します。
2.インタレスト⇒私はあなたに関心があります。
3.ニード⇒私はあなたを必要としています。
私(岩清水)は、この人権の定義が欧米で使われるヒューマン・ライツと同一であるかどうかはわかりません。しかし、臨床としての定義ならば必要十分ではないかと思います。
第2は、「相互扶助」です。
困った時はお互いさま。
今はあなたが困っているから助けに来ました。
もし私たちが困った時は助けに来てください。
この二つが、私があなたを助けに来た根拠です。
続きます。
講演内容を曲解している部分もあると思います。
ご勘弁ください。
AMDA菅波理事長は、言葉(用語)の定義を非常に重視します。
そのため、言葉の定義が明解です。
どうも用語の定義が明確になっていないのが日本人のようです。
もちろん私(岩清水)も典型的日本人です。定義について突き詰めて考えることはありません。
しかし、あいまいなままでは、ものの見方、考え方が違う世界に人々と「絆」を結ぶわけにはいきません。
なにを考えているのかわからない人と「絆」を結ぶことできないのです。
「日本人はなにを考えているかわからない」とは世界の共通認識のように思います。
自分たちの行動をきちんと説明できないからです。
それは日本国内では、あいまいのままで十分通用するので、言葉を磨く(定義の明確化)必要がないからです。
でもそれでは世界には通用しない。
でも、緊急医療支援では、「助けに来た」で十分ではないのかと思われませんか。
私もそのように思っていました。
そうではないのです。
世界の被災者は、
「あなたはなぜ私を助けるのですか」と問うのです。
その問いに答えなくてはならないのです。
もちろん答えないNGOも多くあります。
AMDAは答えなくてはならないと考えています。
「あなたはなぜ私を助けるのですか」
困っている人がいたら助けるのは当然でしょ。で終わってしまいそうです。
では、理由のよくわからない善意や支援はどうです。
気持ちよく受けれますか。
なにか裏にあるのでは。
後から高額の請求書が突き付けられるのではと思いませんか。
そうではないことの根拠を示さなくてはなりません。
AMDAはふたつの根拠を持っています。
第一は、人権です。では人権とはなにかと問います。これがこたえられない。
ヒューマン・ライツ=人間の権利ですか。これでは説明になりません。
そこで菅波理事長は「人権」の定義を創りました。
「人権」とは、
1.リスペクト⇒私はあなたを尊重します。
2.インタレスト⇒私はあなたに関心があります。
3.ニード⇒私はあなたを必要としています。
私(岩清水)は、この人権の定義が欧米で使われるヒューマン・ライツと同一であるかどうかはわかりません。しかし、臨床としての定義ならば必要十分ではないかと思います。
第2は、「相互扶助」です。
困った時はお互いさま。
今はあなたが困っているから助けに来ました。
もし私たちが困った時は助けに来てください。
この二つが、私があなたを助けに来た根拠です。
続きます。