
【がんばれゆっこ通信】第19号が届きました。
全文、転載させていただきます。
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和解の話は残念ながらなくなり、高裁での控訴審が始まります。
是非とも傍聴に来ていただき、共生社会を願う世論を示してください。
共生社会を子供たちへ…山口雪子さんを支える会 事務局長 重田雅敏
立冬も過ぎ、冬支度を本格的に始める候となりましたが、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。皆様方には、日頃より山口雪子さんへの励ましと支援をいただき、心より御礼申し上げます。
さて、山口雪子さんの広島高等裁判所岡山支部での控訴審では、裁判所の勧告の下、なんとか教壇復帰の道筋を開こうと和解協議が検討されました。しかしながら、被告側の岡山短期大学原田博史学長兼理事長は、全く和解に応ずる意思がなく、裁判所から求められた事項について応じた様子もなく、ただ、教壇復帰はさせないと頑なに拒み続け、結果、和解協議は断念せざるを得ませんでした。
「見えないから授業はできない」「障害者には授業はさせない」「視力がないのだから教員としての能力はない」「単なるクレーマーだ」などというような裏付けのない岡山短期大学側の一方的な主張が、裁判でまかり通ってしまえば、共生社会も、 多様な人たちが活躍できる社会も、決して実現できません。私たちは、ただただ基本的人権、人としての尊厳を回復したい…そのための法の下の平等、公平な社会、合理的配慮を求めているだけです。
乳幼児の心身発達を支える保育士や幼稚園教諭の養成課程である岡山短期大学において、このような障害者差別や障害者排除がまかり通っていることに、多くの教育関係者からも、岡山短期大学側の教育姿勢やコンプライアンスに対して、深い疑念と危惧する声が挙がっています。
つきましては、11月21日(火)15時からの口頭弁論には、是非、多くの人に参加していただきたく、心よりお願い申し上げます。本件は事業主である岡山短期大学と教員(労働者)である山口さんとの労使・就労問題という面だけでなく、大学における教育の在り方や障害者差別解消が現実のものとなるかが問われている裁判です。岡山短期大学がしている障害者に対する不公平な処遇について、是非、皆様の参加で、それが人権侵害であり、社会的不利益であることを示していただければ幸いに存じます。
以下、口頭弁論当日の日程です。
期日 11月21日(火)
14時30分 広島高等裁判所岡山支部(岡山地方裁判所と同じ)1階ロビー集合
参加者確認・あいさつ・入廷行動
14時50分 201法廷に入廷
15時00分 口頭弁論開始
30分程度で終了予定です。
15時30分 報告会場に移動 休憩
報告会の会場は、弁護士会館です。
16時00分 口頭弁論報告会開始(記者会見の後に始めます。)
①開会あいさつ(司会 岡崎起恵子さん)
②弁護団からの報告 水谷 賢 弁護士
③山口雪子さんの挨拶
④参加者からの質問や感想
新たな高裁での裁判が始まりますので、皆様からの励ましの言葉をお願いいたします。
⑤会計より 山口雷太さん
⑥今後の支援のお願い 事務局長 重田雅敏
⑦まとめと参加者へのお礼 副代表 川崎和代さん
⑧閉会挨拶(司会 岡崎起恵子さん)
17時00分頃の終了を予定しております。
ご参加いただける方は下記アドレスまでご連絡ください。
事務局メールアドレス:yukiko-sasae@outlook.jp
以上、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。
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豊かな共生社会を子どもたちへ・・・ 山口雪子さんを支える会
事務局メールアドレス: yukiko-sasae@outlook.jp