
この地図の大野公民館からさらに大野川上流に上りました。(赤丸が産廃処分予定地)
途中の一軒家に人影がありました。
道を尋ねました。
ワタシ「岡山市に行きたいのですが上っていって行けますか」
お聞きした方「ここも岡山市ですよ」
ワタシ「失礼しました。運動公園に行きたいのですが」
お聞きした方「御津の運動公園ですか」
ワタシ「岡山市の中心部にある運動公園です」
お聞きした方「上っても下ってもいけます。上に行くと小さな集落があってさらに上ると吉備新線に出ます。そこからは早いよ。」
ということでさらに上流を目指しました。ところがこれがきつかった。
今いる地点で標高150m。さらに200m近いのぼりでした。
大野川の最上流の「宿」という集落です。
道が狭くなりました。
工事をしています。土地が削られています。重機が入っています。
事業主は、市内伊福町のJ.Soil 開発目的は残土処理と資材置き場とあります。
産廃処分予定地とは別です。
しかし、工事車両はどこから来るのでしょう。
自転車を押しながら上ってみて、分かりました。
吉備新線です。岡山市の津高地区から吉備中央町へつながる道路です。
岡山空港へのアクセスにもなっています。ほとんど山の上を通っているために民家はありません。
民家のはるか上を車が走っているのです。一般道です。
そのため不法投棄が多く、いたるところに「不法投棄は犯罪」と書かれた看板やのぼりがあります。
もちろん、合法的な処分地もあります。
看板の文字は消えかかっていますが処分場です。
この道路は大型ダンプの通行量が多く、県外からも搬入されていると聞きます。
吉備新線のアクセスの良さが、地域の環境汚染を引き起こしているといえるでしょう。
いったい何が始まっているのでしょう。吉備新線の橋の上から撮影。
この地図の左上が岡山空港です。
そのすぐ下が富吉地区。産廃処分場跡地、火葬場建設予定地です。
黒いラインが吉備新線です。岡山市中央部にアクセスしています。
往路は谷を詰めて38km。復路はアップダウンがあり自転車では大変でしたが28kmです。
この便利さが岡山市北部に環境汚染を引き起こしている理由のひとつです。
虎倉産廃場問題、新斎場建設問題が吉備新線でつながりました。
火葬場反対の看板の前に何故か公明党の看板が。
終わりです。