岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

倉敷市真備町に徒歩で入る。

2018-07-12 16:40:51 | 2018年7月西日本豪雨災害

真備町は倉敷市といっても飛地のような地域です。

平成の大合併で倉敷市に編入されたのですが、地域としては独立しているように思います。

 

倉敷の中心からはなかなか不便なのです。

冒頭の写真は、東側からの入口である川辺橋です。

この橋しか通れません。

南側は小田川。東は高梁川に挟まれ、北は山です。唯一西に通じています。

しかし、西も小田川が決壊しました。

旧山陽道が街の真ん中を通っています。

 7月10日まで伯備線が不通でした。

もちろん井原鉄道井原線は不通です。

川辺橋を渡って街に入るには、車、バイク、自転車しかありません。

大渋滞です。

7月11日に伯備線が、岡山駅から総社駅まで開通しました。

画像は7月12日の時刻表です。

私は、7時25分岡山駅発に乗車しました。

次の便が、9時18分というのは遅すぎると感じました。

私の目的は、これから週末に向けて支援者が利用することになるはずのこの徒歩コースを下見し、

情報を提供するためです。

 

岡山駅です。まだ伯備線開通の情報が行きわたっていないのか。ボランティアさんは少数です。

通常の通勤通学の方ばかりです。

倉敷駅を出てしばらくすると渋滞です。

7時49分、清音駅に着きました。この村は総社市に属します。

ここから歩いて高梁川の橋を渡ります。ここは堤防の下なのですが、ほとんど被害を受けていません。

タクシーは出払っています。

高梁川に架かる川辺橋です。西詰めで警察が交通規制をしています。救急車両や支援車両は直進できます。

自転車と歩行者は並行して架けられている橋を渡ります。

この橋を渡っていると8時のサイレンがなりました。岡山駅から30分少しで真備町に入ることができました。

高梁川もずいぶん増水したようです。この川が氾濫すると大変なことになります。

車は、堤防から旧山陽道に誘導されます。

堤防の下は浸水しています。被災地です。

旧山陽道です。

堤防沿いに続いています。

徒歩で街に入っていく人々。

多くの人に支援に入ってもらわなくてはなりません。

毎日数千人は必要です。

車で運ぶことはできません。

公共交通機関である鉄道ならそれが可能です。

阪神淡路大震災では、西宮からはるか長田まで多くの方が歩きました。

それに比べれば、歩けますよね。

 

※支援要請なしでは入ってはいけません。

現地での受付はありません。

 


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