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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

政治への関わり方。

2007-12-15 16:18:56 | 国民と国会と政治
「政治には失望した」という気持ちは、多かれ少なかれ
ほとんどの国民は持っていると思う。

しかし、政治は空気のようなもので、無関心でいるわけには
いかない。
汚染された空気になれば吸って困難に遭遇するのは、その無関心な
国民である。
ということで、政治には、多少でも係わる必要があると思っている。

私の住んでいる地域では、草の根的に住民が国会議員を支援している。
今日は、地域の集会所にボランティアの人々が集まって、チラシの配布
準備をした。
その輪に、当の議員が顔を出して、国会報告や皆さんの話を聞いた。
このような関係は、議員が「ただの人」だったころから続いている。

当時、議員は高齢介護の研究者だった。
その研究の成果として出版した本を読んだ地域の主婦たちが、
「この人を国会に送ろう」と、地域を走り回った。
落選の憂き目もみたが、やがて熱意は成果へと繋がった。

その時の支援者と議員の関係は今も続き、議員を「先生」などと
呼んだことはない。

今でもお互い金はない。
集会所の場所代は、ボランティアのカンパであり、
弁当も持参である。
チラシを作ると金がなくなるので、配布はボランティアが走り回る。
みんな、これが当然だと思っている。

人は、社会に貢献できることで、心の満足を得ることができる。
それだけで、自分の時間を費やすことができる人の力が
議員のエネルギーとなる。

そのことが、わたしたちのささやかな誇りである。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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最後は地域地域 (bonn1979)
2007-12-17 13:02:08
すばらしい地域ですね。

選挙民と
国会議員の間の
先進的な従属関係
(議員は利権を約束しないし、
選挙民が政策提案の素材を持っている)
が成り立っていますね。

私は
もっか
「よそもの」としての生活ですが
政治についていえば
(江戸時代はおろか)中世の構図が
残っています。
・・よそ様に嘆くひまがあれば
ビラの一つも配れればよいか。

どうも
若いときからの「運動」や仕事で経験し、見聞した
さまざまな「権力者」への絶望が
尾を引いているのか、政治の世界からは避けたいという心理が残ります。
(例:野党議員の海外でのお買い物の手伝いといった実例。30年前の話ですが)
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