
安部氏が、野党の現状を見て今が好機と衆議院解散に言及したのが9月半ば。
総理の専権事項というが、こんな選挙ができるなら、なんでもありだと思った。
受け身にたった野党や、野党以前の「都民ファーストの国会版」。
選挙に間に合うのかというタイミングだったが、これからが目を見張った。
誰も想像できなかった前原戦略が27日に発表された。
この発表を聞いて、前原氏が「政権交代を目指す」と民進党代表戦で語った意味が理解できた。
民進党議員自身が常々「解党すべき」「解党的出直し」と発言してきたが、まさにそのような表明だった。
両議院総会が紛糾するとの読みがあったが、そうはならなかった。これは予想された。
専門家といれれる人々も予想できない展開となったのだから、私たち国民は自由に想像し想定し発言すればいいと思う。
私たちも今までの政党や議員への考えや対応に縛られることはない。大したしがらみがあるわけではないから。
9月半ばには、安部氏中心の報道になるかと思ったが、「希望の党」登場で、安部、小池両氏の報道が中心と変わり、民進党は両者の間に埋没されるかと思われた。
この時点での前原表明だった、メディアは、前原、小池、安部氏の報道へと変わった。
さて、これから公示日までどのように進んでいくのか。
先手を打った安部氏に対して「後の先」を打った前原、小池氏。
私の予想では、紆余曲折しながらも野党連携はますます進み、いよいよ「関ケ原の戦い」となるのではないか。
ここでは政策は二の次、安倍政権VS反安倍政権へ収れんされるだろう。
このようなプロセスの評価は、歴史的な判断とならざるを得ない。
今は自ら優先順位を決めて、応援なり投票をするしかない。
※写真は、日本晴れの白馬連峰です。