岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

秋葉忠利・前広島市長の講演から拡がる思い。「内なる声」

2017-08-16 20:53:54 | 岡山

講演を聴かしていただいて1日を経過すると、いろいろと考えてしまった。

まず、アメリカの勧善懲悪観。

これ戦後の映画をみれば明らか。大量生産されたカウボーイ映画が罪もないネイティブ・アメリカンを殺戮していった。

ベトナム戦争を経て内省の時代が来るも、源流として持つマッチョ思想は今のトランプにつながる。

一方「The Better Angels of Our Nature]?(真実の声)も欧米の源流ではある。

もちろんバイブルに由来する。

戦後、「圧倒的な絶対悪への勧善懲悪観」の前に、まさに「内なる声」(沈黙する良心)となっていた「The Better Angels of Our Nature]?だが、

力を増してきたことは確かだ。

その「内なる声」が、目に見えることになったのがオバマ大統領のプラハ演説だった。

「センシティビティ」はどのように訳することができるか。

検索してみた結果、私には「洗練された感度」という語意が適当と思われた。

対語は、「トランプ・マインド」ではないだろうか。

次の図は。アメリカ世論は「原爆投下が正しかった」と考える人が急激に減少しているを表している。

 

次のスライドを考えてみよう。

大統領自らが「絶対性」を持っていることを理解しなくてはならない。

米国大統領の選ばれ方は他の国では見られない形をもっている。長い選挙期間、全米をくまなく遊説。

そして選ばれた大統領は、絶対的神のまえで絶対的憲法を維持し、擁護し、防衛することを誓う。

このことが「絶対性」の根拠となっている。日本の首相と根本的に違う。

日本国民は首相を選んでいないし、首相は憲法を守るをとは誓ってはいない。

絶対性などない。

この「絶対性」があるからこそ、トランプは今でも大統領であり続けることができる。

悪しき「絶対性」に陥ってる。

一方、オバマは自らの「絶対性」を米国の価値観の転換への誘い水としてつかった。

オバマ大統領を直接招待した日本人が秋葉広島市長だった。

横取りをしたのが現首相。

 

さていよいよ核兵器禁止条約成立への道のりのレクチャーが始まる

ここからは少し時間をいただいて頭の中を整理したいと思います。

つづく

 

 


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