ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

アメリカ大統領選挙

2012-10-04 | ほとほと日記
子供の頃、「うるう年とオリンピックとアメリカ大統領選挙は同じ年にやる」と教えられた。

その後、冬季のオリンピックは二年ずらされて開催するようになったが、より人気の高い夏季オリンピックはそのままとあって、この表現はまだ生きていると言える。

子供心にも「アメリカの大統領はスゴイ人なんだ」と思っていた。

私が物心ついたときは、ジョンソン大統領だった。

「ジョンソン大統領、北爆中止」という新聞の大見出しが、思い起せる最も過去の記憶だ。

その後ニクソン、フォード、カーター、レーガン、ブッシュ父、クリントン、ブッシュ・ジュニア、オバマ…となるわけだが(だよね?)、記憶力のすっかり衰えた私が、何とかとは言えすべて思い出せるのだから、やはりアメリカ大統領の存在は圧倒的である。

この間の日本の首相は半分くらいしか思い出せないのではないかな…。

というような事をフト思ったのは、アメリカ大統領選挙戦で恒例の共和党・民主党候補のテレビ討論会の第一回目があり、ロムニー候補がオバマ候補より優勢だった…という記事を読んだから。

それはCNNやウォールストリートジャーナルによる事後の調査結果らしいのだが、「本当かな」と思う。

今のアメリカは「1%の富裕層、9%の中間層、90%の底辺層」と言われるくらいに極端な格差社会らしいけれど、なぜその90%の人々が、より自分の生活を苦しくさせそうな共和党候補に投票しうるのか、私にはさっぱり分からない。

「自助自立」という建国の理念を謳うと、ビンボーしていてもつい…という風土があるのだろうか。

アメリカのように一国の指導者を直接投票で選ぶことが出来るのはウラヤマシイ気もするけれど、日本にはあんまりあっていないと思う。

日本人は「旬のものを尊ぶ」という気性が強すぎ、一気に流れが傾きやすいと思うから。

シチメンドクサくても、議院内閣制のほうが良いのでは…と、感じます。