昨日は夜七時から、会社の同職種の人たちと会合があった。
会場は新宿で、私は買い物をしようと六時前に着いた。
いざ新宿に来たら、そのあまりの人の多さに圧倒されてしまった。
何の変哲もないありふれた平日の夕方なのに、巨大で複雑な駅構内にあらゆる方向から人の流れが交錯している。単に家路に急ぐとか乗り換えのためではなく、待ち合わせている人もたくさんいる。
改めて、途方もなくエネルギッシュな街だな…と思ったが、買い物に歩く気力を失い、待ち合わせ時間まで人びとの顔を見ていることにした。
待ち合わせているのは若い人が多いが、四、五十代くらいの人もかなりいて、さすが新宿だな…と思った。同じ巨大ターミナル駅でも渋谷は本当に若い人ばかりだから、疎外感を感じてしまう。
それと、相変わらず中国人がたくさんいた。
中国の人は身振りも声も大きいのですぐ分かる。
でも、中国にいる日本人は、現在息を潜めて生活をしているのだから、考えてみれば不思議なものだ。
新宿駅は、立っているだけで勉強になる。
会場は創業60年という居酒屋だった。
三島由紀夫や黒澤明もしばしば呑みに来た…という看板が店の前に立っていた。
といって高級店とかでは全くなく、確かに演劇や映画関係のおじさんたちが好みそうな渋めの店構えだった。ずっとジャズが流れていて、店内は明るすぎず、集まった七人は一人を除いて皆五十代だったが、落ち着いて過ごすことができた。
このところの私の不調を知っている人は、
「元気そうで安心した」
と言ってくれた。
言われて私も嬉しかった。
十時前に終わって店を出ると、途中に寄席の末広亭があった。
昼の部のトリが金馬で夜の部が三三…とあった。
もう寄席には20年近くご無沙汰だけど、久しぶりに来てみようかな…と思った。
会場は新宿で、私は買い物をしようと六時前に着いた。
いざ新宿に来たら、そのあまりの人の多さに圧倒されてしまった。
何の変哲もないありふれた平日の夕方なのに、巨大で複雑な駅構内にあらゆる方向から人の流れが交錯している。単に家路に急ぐとか乗り換えのためではなく、待ち合わせている人もたくさんいる。
改めて、途方もなくエネルギッシュな街だな…と思ったが、買い物に歩く気力を失い、待ち合わせ時間まで人びとの顔を見ていることにした。
待ち合わせているのは若い人が多いが、四、五十代くらいの人もかなりいて、さすが新宿だな…と思った。同じ巨大ターミナル駅でも渋谷は本当に若い人ばかりだから、疎外感を感じてしまう。
それと、相変わらず中国人がたくさんいた。
中国の人は身振りも声も大きいのですぐ分かる。
でも、中国にいる日本人は、現在息を潜めて生活をしているのだから、考えてみれば不思議なものだ。
新宿駅は、立っているだけで勉強になる。
会場は創業60年という居酒屋だった。
三島由紀夫や黒澤明もしばしば呑みに来た…という看板が店の前に立っていた。
といって高級店とかでは全くなく、確かに演劇や映画関係のおじさんたちが好みそうな渋めの店構えだった。ずっとジャズが流れていて、店内は明るすぎず、集まった七人は一人を除いて皆五十代だったが、落ち着いて過ごすことができた。
このところの私の不調を知っている人は、
「元気そうで安心した」
と言ってくれた。
言われて私も嬉しかった。
十時前に終わって店を出ると、途中に寄席の末広亭があった。
昼の部のトリが金馬で夜の部が三三…とあった。
もう寄席には20年近くご無沙汰だけど、久しぶりに来てみようかな…と思った。