ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

友人祭

2012-09-08 | 分かち合い
今夜は教会の古い友人二人と、久しぶりに飲食をする。
ずっと定期的に食事をしていて、私がこの三月に「事件」を起こしてからは、色々と支えてくれた。
ささやかな会合だが、ふだんほとんど会食をしない私にとっては、小さな祭である。

ほぼ同年輩で三人とも独り者だ。
社会で生きるに当たっては三人とも不器用だなあ…と思う。
そこが中年まで営営と貞節を守った秘訣であろうか。

「銀河鉄道の夜」のジョバンニとカンパネルラ。
孤独な男同士の友情の理想型として夢想するのは、宮沢賢治のあの二人だ。

彼らはまだ小学生ではないか…と言われるかも知れないが、私たちの感性はほとんど小学生の純度を維持している。
宮沢賢治は法華経を熱心に信仰していたが、あの宇宙的普遍的な宗教感覚は、今夜の僕らの会合も照らしてくれるだろう。

…何を言ってるんだか。

とにかく、行ってきます。