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「第28回 山梨県民 第九演奏会」へ行ってきました

2019-12-10 15:30:19 | イベント

本と歩こう⑥


こんにちは。市民レポーターの 三井玲子 です。

今回は、12月1日(日)YCC県民文化ホールにて行われた「山梨県民 第九演奏会」のご報告です。

 

日本各地の年末の風物詩としてもおなじみの、ベートーベン作曲「交響曲第九番(合唱付き)」

ここ山梨の甲府においても、28回目の演奏会が開催され、今年も多くの観客が集いました。

 

▲胸が高なる開演前♪

 

第一部は、メゾ・ソプラノの山下牧子、バリトンの小林由樹両氏ご夫妻による、「オペラ/アリア、日本歌曲の調べ」

細田詩織さんのピアノで、詩情豊かな「からたちの花」「落葉松(からまつ)と、オペラ「カルメン」より「ハバネラ」「闘牛士の歌」の情念の世界を、大人の魅力たっぷりにそれぞれ表現されました。

 

そして第二部「第九」

指揮者は井戸田善之氏。コンサートマスターは山口裕之氏。

ソプラノ渡辺智美、アルト山下牧子、テノール片寄純也、バス小林由樹の各氏で演奏されました。

(プロフィールによると、渡辺智美さんは甲府西高小林由樹さんは甲府東高の卒業生だそうです)

 

山梨県民第九演奏会管弦楽団と、合唱団のみなさんの演奏もすばらしく、

「今年も来てよかった。生きててよかった。」としみじみ思いました。

あとはもう言葉にできません。

 

出演者の方々の全熱量が集結した「第九」から、今年も生きる力をいただいたような気がします。

「山梨県民の第九」がずっと続きますように。

演奏会に関わるすべての方々に感謝いたします。

 

終演後は、高校生のみなさんによるクリスマス・ソングの合唱がロビーを包みました。

トナカイやサンタも歌う、明るく清らかな歌声に、あたたかく幸せな気持ちで会場をあとにしました。

来年(次回)の開催は、令和2年12月13日(日)に予定されています。

初めての方も、リピーターの方も、ぜひお出かけください♪♪

 

 

さて今回は、「第九をもっとすきになる絵本」のご紹介です。

(※書影は発行所の許諾を得ています)

 

①『はじめてのオーケストラ』 佐渡 裕/原作 はたこうしろう/絵 小学館 2016年 (左)

②『交響曲「第九」 歓びよ未来へ! 板東俘虜収容所 奇跡の物語』 (右)

  くすのき しげのり/作 古山 拓/絵 PHP研究所 2018年

 

は、日本を代表する指揮者として活躍中の、佐渡裕(さど ゆたか)さんの原作による絵本。

娘さんが小学生になって、はじめてコンサートに行ったときの経験をもとにつくられた本だそうです。

少女「みーちゃん」が体感した音楽のよろこびを、はたこうしろうさんの絵がみずみずしく彩ります。

「第九デビュー」をしてみたいお子さんや、ご家族の方にもおすすめの一冊です。

 

は、児童文学作家・くすのきしげのりさんの出身地でもある、徳島県鳴門市での奇跡のような事実の物語。

ベートーベンの「第九」がアジアで初演されたのは、坂東(ばんどう)の地に100年ほど前にあった俘虜(ふりょ)収容所でのことでした。

絵本『あなたの一日が世界を変える』でもコンビを組んだ画家・古山拓(ふるやま たく)さんの絵が、当時の日本人とドイツ兵との交流をあたたかく描きます。

信頼・友情・自由・平等・希望・平和・・・そして「歓び(よろこび)/Freude(フロイデ)」音楽のすばらしさを教えてくれる絵本です。

 

最後までご覧くださり、ありがとうございました。新しい年も、皆様にとって良い年でありますように。

 

 

 


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