2017年11月発売タイトル第1弾は、あかべぇそふとすりぃ「まほ×ろば -Witches spiritual home-」でした(*'∇')
好きな絵師さんばかりでキャラクターは文句なしだったので買いました。あかべぇという不安要素はありましたがw
店舗特典はこちら。
こなつちゃんですね~。ただ、この絵柄はあまり好みじゃなかったりするんですよね。こなつちゃんなら裸エプロンとか家庭的な方面にしてほしかったなぁ。それでも買ったのは保険のためでした。保険の意味は次の行でw
尚、エニス校長も好きなので、虎穴でも予約しましたが、発売日に届きませんでした(爆) だから虎穴の通販予約はイヤなんだよ・・・毎度便にしても時々発売日から遅れるときがある。酷い時は1週間以上。そういう経験があったから、こなつちゃんの店舗特典はどうしようか迷ったけど、最終的に虎穴では発売日にプレイできない可能性があることを考慮して、ソフマップでも予約しました。
まほろばは初日にプレイすると決めていたので、ソフマップで予約しておいて良かったよ(´Д`;)ヾ
まほ×ろば -Witches spiritual home- 概要
とあるNPO団体でお手伝いをしていた主人公・来栖成が、亡くなった祖母の遺品等を受け取りに数年ぶりに故郷に戻ってきて、そこで魔法使いの少女たちと出会い、祖母が遺した学園寮の臨時の管理人として出会った魔法使いの少女たちと学園寮で同居することになるというお話。
ヒロインは6人と一般的なエロゲと比べて多目ですが、その内2人は最初は攻略できません(選択肢が出ても選べない)。又、ノベルモードを使えば、選んだヒロインの選択肢が自動で選ばれます。
尚、初回起動時はネットに繋いでDMMGAMEプレイヤー(インストールしてない場合はソフトのインストール時に一緒にインストール出来る)にログインしてアクティベーションの認証をする必要はありますが(DMMプレイヤー起動後、アクティベーションコードのところを選んでソフトに同梱されているカードの裏に記載されたコードを入力する)、一度認証されて起動すれば後はネット回線を切断してもゲームは動きます。ただし、起動のたびに認証が必要になるので、イメージとしては「PURELY×CATION」みたいな感じですね。
DMMのアカウント自体は無料で作れるのでゲームソフト本体以外にお金がかかることはありません。既にブラウザゲームなどで利用してる人はそのアカウントがそのまま利用できます。これを機に花騎士なんて始めてみてはいかがでしょうか(爆)
まほ×ろば -Witches spiritual home- 世界観
【ハーバルダム学園】
青藍町にある超エリート女学園。入学基準がかなり厳しく推薦状がないと合格することすら出来ないことで有名。しかし、それは表向き入学が難しい進学校という体にしているだけで、実際は魔法使いのみが在籍できる魔法女学園である。そのため、正式名称は「ハーバルダム魔法女学園」で、校長は魔法使いのエニス・ユートリア。
魔法使いのための学校が街中にある理由は、誰かを悲しませるためじゃなく誰かを幸せにするために、一つでも多くの笑顔を浮かべてもらうために、困っている街の人たちを当たり前のように魔法で手助けする・・・そんな「優しい魔法」を使ってもらうため。
学園の教育課程は見習い課程、魔法使い課程、魔道士課程の3つがある。寮生は全員、中間の魔法使い課程である。授業は必修科目はあるものの選択授業の方が多く大学のようなシステムになっている。部活動も普通にある。定期試験はやや特殊になっていて、一般的な筆記試験、魔法の実力を計る実技試験、毎年異なる課題を課される特別試験の3つに分類される。当然、全て赤点をクリアしないと進級にも影響する。一応、救済処置として追試もある。試験の方法が特殊なだけで他は一般的な学校と変わらない。
【魔法練習場】
学園には魔法が好きなだけ使える「魔法練習場」という場所があり、許可が下りれば生徒たちはそこで魔法の練習をすることが出来る。そこは安全に魔法が使えるためのセーフティの魔法がかけられており、もし制御に失敗してもセーフティが働いて生徒が怪我をしないようになっている。
【学園寮】
元々は主人公の成が暮らしていた家。一家が仕事で海外に行って帰ってこなかったため、成の祖母・フミがリフォームして(実際は建て直しレベルな程に変わっていたが)学園寮としてハーバルダム魔法女学園に提供した。その為、フミが亡くなった後も残っていた遺品の管理等は全て学園のエニス校長が引き受けてくれていた。成が5年ぶりに青藍町に帰ってきたのもフミが遺した物を受け取るためだった。
学園寮は管理人をしていたフミが亡くなったため、いつまでも借りるわけにはいかないからと、来栖家に返す手筈だった。本来ならば、成が遺品を受け取りに来る前に寮生たちは全員引っ越して、成に返す予定だったが、そのスケジュールがズレてしまい、一時的に成と一緒に過ごすことになる。しかし、それが寮生にとって良い方向へ働くこととなる。
フミがいた頃はご飯の用意から洗濯、掃除とフミが全てこなしていたが、フミがなくなってからは当番制になっていたが、成が臨時管理人になってからは、周りが女の子だらけということもあり、料理だけ当番制で他は個人でやるということになった。
【魔法使い】
そのまんまの意味。魔法が使える人間。男性が30歳まで童貞ならなれる存在ではない(爆) 使える魔法はそれぞれの資質による。又、魔法使いの存在は秘匿され、一般人に知られると最悪は学園を退学させられてしまうほどに重罪。
魔法使いは魔法使いの血筋でないと生まれない(それじゃ最初の魔法使いはどうやって生まれた?という疑問はあるが)。魔法使いの血筋ならば両親が魔法使いでなくとも、先祖のどこかに魔法使いがいれば隔世遺伝で魔法使いに目覚める可能性がある。ヒロインの中では星川照がこれに該当する。
【変身(エンチャント)】
魔法使いが魔法を使う際は変身(エンチャント)しなければならない。ただし、簡易的な念動力程度なら扱える。変身すると魔法の制御を補助する「魔装(ルミナリィ)」と「魔法の杖(ギフト)」を装備する。魔装には視覚阻害の魔法がかけられており、普段は一般人に魔法を見られることはない。ただ、変身するときは一瞬裸になるため、変身する場所には気を付けなければならない。
「魔装」は集中力を最大限に引き上げるために本人の魔法使いとしてのイメージが反映され、「魔法の杖」も魔法使いの精神を安定させられる物となるため、必ずしも杖の形をしているわけではない。
【魔法】
魔法を使う時は、頭に魔法の術式を思い描くことが必要。術式の形は使う魔法によって違う。術式が出来たらそこに魔力を通わせて発動するよう念じれば魔法を使うことが出来る。ただし、正確な術式を思い描くには、周囲の雑音が聞こえなくなるほどの集中力が必要なため、容易ではない。普段魔法使いが魔法を使えないのはその為で、高位の魔法使いはともかく、こなつ達見習いの魔法使いは、制御を補助するために「魔装」や「魔法の杖」が与えられている。俗に言う「超能力者」は自分の得意魔法を無意識に使っている例外であり、その場合は魔装も杖も必要ない。
尚、古の魔法使いが使っていた魔法は、魔力が10分の1ほどしかない現代の魔法使いでは使うことが出来ない。その古の魔法の中でも空間魔法や蘇生魔法と呼ばれる魔法は、古の魔法使いですら扱うことが出来ず、例え使えたとしても一度使えば二度と魔法が使えなくなるほどの膨大な魔力を必要とする。その空間魔法を当たり前のように難なく使用することが出来るエニスは桁違いの魔力の持ち主ということになる。
【星見の里】
成の両親が仕事をしているNPO団体。成もそこで両親と一緒にお手伝いをしていた。団体の理念は『人が笑顔で過ごせる毎日を』。それを目指して色々な国で慈善活動をしている。又、魔法使いの素質がある子供を育成する目的もある。成は魔法使いのことは知らなかったものの、その理念に共感し、いつかこの団体で働きたいと思っている。それには、小さい頃のある出来事が関係している。
尚、「星見の里」はエニスが作ったもので、魔法使いの間ではこの団体は「マギ・フィロス」と呼ばれており、ここで働きたいと思って憧れている魔法使いも多い。学園では基本的にマギ・フィロスを目指す生徒は魔法福祉部に集まり福祉活動をしていて、ヒロインの中ではこなつや久遠が所属している。
【魔法生涯ゲーム】
静流が魔道士課程の教師から貰ってきた魔法使い版人生ゲーム。自我を持った駒を使って本人がその駒の神様になりルーレットを回す。最初に職業をルーレットで決めるが、自分の資質に合せたモノになるよう設定されていて、実際にこのゲームの通りに就職した人もいるほど。
参加している人物によって職業やゲームの展開が少しずつ変わる。成が参加したときは、成が王様、こなつがメイド、久遠がボディガード、静流がキャリアウーアン、照が遊び人となった。
まほ×ろば -Witches spiritual home- キャラクター紹介(メインヒロインに関しては簡易的に紹介)
来栖成
本作の主人公。5年前まで青藍町に住んでいたが、仕事で海外に行く両親についていき青藍町から離れていた。その後、亡くなった祖母の遺品等を受けとりに再び街に戻ってきたが、街にある女学園が実は魔法使いのための学園だと知り驚くことになる。又、かつて本物の魔法使いに会ったことがあり、魔法使いがいた証明としておもちゃのコンパクトをいつも持ち歩いていて、そのときの魔法使いにもう一度会いたいと思っている。
海外にいた頃は「星見の里」でずっとお手伝いをしていたが、炊き出し等も担当していたせいか、料理も含め家事は一通り出来る。職員として正式に採用するという話があったため、祖母の遺品を引き取ったらすぐに戻ろうとしたが、その「星見の里」の代表も務めているエニス校長からの勧めで学園寮の臨時管理人をすることになった。
本人はずっと自分を一般人だと思っていたようだが、魔法に失敗しそうになったこなつを励まそうとしたとき、魔法使いとして覚醒する。当初はエニスも確証がなく曖昧な部分しか分かっていなかったが、後に“癒しの手”という現代では失われた魔法であると判明する。これは信頼関係のある大切な人の心を安らげて詠唱の集中力を高める魔法だが、詠唱中の術式の修正なども行えたり、術者が成長すれば応用も可能となる。
小向こなつ
フミが管理人をしていた寮に住む学園の魔法使い。魔法福祉部所属。ちょっと天然でドジっ子だが心優しい女の子で(ちょっとエッチなところはあるw)、フミが亡くなった後、来栖家の代わりにフミのお墓の手入れを定期的にしてくれていた。又、人見知りが激しい同級生の久遠の面倒をよく見てあげている。
得意魔法は植物魔法(フローラル)。魔法の杖は花。植物魔法は、花を咲かせたり散らしたり植物に関することなら色々と出来る。ただし、魔法使いながら魔法の制御が大の苦手で失敗することが多い。魔法は苦手だが代わり料理など家事全般が得意。さながら寮のお母さん的存在。
山吹久遠
フミが管理人をしていた寮に住む学園の魔法使い。幼い見た目をしているが、こなつとは同い年。魔法福祉部に所属。超が付くほど人見知りだが、こなつにだけは懐いており、仲のいい姉妹のように見える(というより、母娘と言った方が正しいように思えるw)。寮生以外とは直接会話することはせず、いつもイチカワさんという名のぬいぐるみを抱きかかえていて、ぬいぐるみを介して腹話術のように会話する。ぬいぐるみを自分で修繕するため、裁縫は得意。
得意魔法は使役魔法(パペットオーダー)。魔法の杖はなくイメージを膨らませるだけ。使役魔法は対象物に自我を芽生えさせる。
九条静流
フミが管理人をしていた寮に住む学園の魔法使い。こなつや久遠より学園は1つ上。同級生の照とは対照的に冷静で落ち着いている。ツンデレ気味で、なんだかんだ言って照の相手をしているあたり、面倒見は良いようである。ただ、真面目で何でも出来るように見えるが、料理と運動は苦手。
得意魔法は変身魔法(トランス)。魔法の杖はグリモワール(本)。変身魔法を使うと猫に変身する。もう1つ得意魔法があるらしいが・・・。
星川照
フミが管理人をしていた寮に住む学園の魔法使い。静流とは同級生。空上部所属。下ネタは一切分からない純真無垢な元気少女。寮のムードメーカーで良く食べ良く寝る。
空力魔法(スウィフト)が得意で箒に乗って空を飛べる。魔法の杖は箒。部活ではこの魔法を使ってエースとして活躍している。
エニス・ユートリア
ハーバルダム魔法女学園の校長先生。見た目金髪(巨乳)の美人で普段はしっかりしているが、お茶目なところもあり、中身は意外と子供。時折生徒たちより子供っぽいときがあり、こなつ以上にドジっ子。しかし、生徒想いの優しい先生である。
とはいえ、成の祖母との関係性など色々と謎多き女性。
御影
エニスも認める校内随一の魔法使い。掴みどころのない性格をしており、成はよくからかわれ振り回されている。普段は学園の研究室で魔法の研究をしており、図書館で調べものをするとき以外、滅多に外出しないが、学生の身分でありながら授業では教師の助手をしている。
現在、ある物質を全く異なる物質へと変化させる新魔法「物質変換(オルタネイト・マテリアル)」を研究中。学園生の中に妹がいるそうだが・・・。
まほ×ろば -Witches spiritual home- 共通ルート あらすじ
「魔法使いがいる街」。ハーバルダム学園の校長先生が管理している亡くなった祖母の遺産等に関する書類を受け取るために5年ぶりに故郷の青藍町に戻ってきた主人公・成は、以前にはなかったそんな噂話を聞きます。しかし、成は魔法使いはいると信じていました。何故なら彼は実際に魔法使いと会っていたから。もう一度あの魔法使いに会いたい・・・そう思いつつ、祖母の墓参りで石段を登っていた成は、ふと終着点を見上げると、そこには1人の女の子が桜の枯れ木を見つめながら立っていました。気になった成はその女の子に声をかけると、女の子は驚いて飛び跳ね、高台から落ちそうになります。成は咄嗟に飛び出し女の子の腕を掴むと思い切り引き寄せ助けますが、今度は前のめりになりすぎた成が落ちそうになってしまいます。すると、今度は逆に女の子が引っ張ってくれて助かりますが、その弾みで2人はぶつかりますが、成は女の子のおっぱいに顔が埋まり危うく窒息死しかけるのでした(羨ましい)。
その後、落ち着いたところで女の子と別れ当初の目的である墓参りに行こうとしましたが、先ほどの出来事で花が折れてしまっていたため、女の子はわたしのせいでと謝ります。成は自分が声をかけたのが原因だし花が無くとも墓参りは出来ると言ってその場を去ろうとしますが、女の子に引き止められ、目を瞑っててほしいと言われます。成は言われるがまま目を閉じ、女の子の合図で目を開けると、何も持っていなかったはずの女の子の手にはタンポポの花束がありました。女の子は助けてもらったお礼にとタンポポの花束を成に渡すと、大切な用事があるからと言って一目散に石段を駆けおりていくのでした。
祖母の墓参りが終わった後、成はハーバルダム学園へと向かいます。しかし、そこは女子校のため、入っていいのか迷いますが、連絡はしてあるし大丈夫だと思い、校内に足を踏み入れます。しかし、校長室がどこにあるのか迷っていると、頭の上から女の子に声をかけられたため、見上げてみると、女の子が箒に乗って空を飛んでいました。成が魔法使いの存在に驚いていると、女の子は成が男性であることに気付き、飛んでいるところを見られたと言って慌てますが、見られたものは仕方ないと言って開き直ります。すると、箒がどこかに飛んでいってしまい、成は落ちてくる魔法使いの女の子を受け止め下敷きになってしまうのでした(羨ましい)。
魔法使いの女の子は魔法のことは秘密にしてほしいと言い、成はおっぱいを触ってしまったことも含めて秘密にすると約束。すると、女の子は安心し、成に何しに来たのか聞きます。成は校長先生と会う約束をしていたと説明すると、女の子はそれなら正体がバレても大丈夫じゃんと言って安心し、成を自分の箒に乗せて飛んで校長室へと案内してくれるのでした。
ジェットコースター以上の速度で飛んだ女の子の後ろにいた成は、校長室に着く頃にはぐったりしており、目が覚めた後に校長先生と話をしますが、学園の実態と魔法使いの存在について説明を受け、どう思うか聞かれます。成は心の中で先ほどの光景を思い出し、よく生きてたなぁと考えていると、成の心の中を魔法で覗いていた校長先生は笑い出します。そして、成が悪い人ではないと分かると、成に秘密を軽々しく話す人だったら相応の対処を行わなくてはいけなかったと説明し、出会ったばかりの星川さんの頼み事を守ろうとしている成に好感を抱き、エニス・ユートリアと自己紹介をするのでした。
その後、エニスから祖母の遺品が保管されている学園寮の鍵を受けとりますが、寮生の引っ越しがまだ終わっていないという話を聞き、引っ越す理由を聞きます。エニスは管理人を引き受けてくれたフミが亡くなった今、来栖家の実家を勝手に使わせてもらうわけにはいかないからと答えます。成はそれを聞いて申し訳ない気持ちになりますが、エニスから気に揉むことはないと言われ少し安堵します。この日は元実家で現学園寮に泊まる手筈になっていました。エニスとの話を終え、学園寮に向かうために外に出た成は、再び校舎の方へ振り向くと屋上で屋根から落ちそうになっている女の子を発見したため、急いで校舎に戻って屋上へ向かいます。屋上に着くと女の子はただ普通に眠っていたため驚きますが、少しでも動いたら落ちてしまうと思い、移動させようとしますが、そうする前に女の子が目を覚まします。女の子から魔法で落ちる可能性を排除してあると言われてここは魔法使いの学園であることを思い出した成は、女の子に言われるがまま彼女を安全な場所へと運びます。屋上の安全な場所まで着くと女の子は研究室に戻ると言って屋上を去りますが、去り際に成に向かって助けようとしてくれたのは嬉しかったとお礼を言うのでした。
寮に向かう途中、昔クリスマスになるとミサに行っていた教会を見かけたため中に入ってみると、そこには猫に囲まれた女の子がいました。女の子は猫たちと何なら話してる様子でしたが、話を終えて猫たちに別れを告げ教会を出て行こうとすると、成と目が合い固まってしまいます。女の子は成の心を読み、言いたいことがあるならはっきり言いなさいと言いますが、成が何かを言う前に彼女は猫たちに「遊んで」と飛び付かれ、それどころではなくなってしまい、しかもパンツがズレおちて成にその中身を見られてしまうのでした(羨ましい)。
猫を振りほどいた女の子が教会を飛び出した後、心の中で女の子と猫に謝った成は、教会を出て再び寮へと向かいます。その途中、公園で犬の喧嘩を仲裁している女の子を発見。その子は祖母の墓の近くにいた女の子でした。女の子が犬の喧嘩に困っている様子だったため、成が犬の様子を見て仲裁すると、女の子からフミさんのお孫さんですか?と聞かれます。成がそうだと答えると、女の子は笑顔を見せ、フミさんの寮に住まわせてもらっていると話し、小向こなつと自己紹介をします。成も自己紹介した後、2人で寮へと向かいますが、成はリフォームというよりも建て直しレベルになっていた実家を見て驚くのでした。
こなつに案内されて家に入ると喋るぬいぐるみが出迎え、そのぬいぐるみを持ち上げると、小さい女の子がやってきてぬいぐるみを掴み、ぬいぐるみを返せと言ってきたため手を離すと女の子は勢い余って倒れてしまいます。女の子は倒れながらも成に対して出て行けと喚きちらしますが、こなつが来ると落ち着きを取り戻します。こなつは慌ててその女の子・・・山吹久遠は人見知りなだけとフォロー。久遠は変わらず罵詈雑音を浴びせてきますが、こなつから成がフミの孫だと聞くと途端に大人しくなって去って行きます。すると、久遠は成と自分から受け答えしているのを見ていたこなつは、成のことを凄いと言って感動し大喜びするのでした。
その後、こなつが夕飯を用意してくれたため、残りの寮生2人が部屋から出てきますが、その2人は一度は成と会ったことがある女の子でした。成を校長室まで運んだのが星川照、教会で猫と会話していたのが九条静流。ひと波乱あった自己紹介が終わると、談笑しながら夕食を食べます。夕飯を食べた後、皆が引っ越しをする話になりますが、家族同然の関係である寮生が同じ場所ではなくバラバラになってしまうことを知った成は、今回自分がここに来たのはフミの画策であることに気付き、フミが残していった唯一の心配事と皆の笑顔を守るためにある決断をして、両親に電話をしますが・・・。
小さな女の子が壊れたおもちゃのコンパクトを持って泣いていて、自分がその女の子を慰めてるところに魔法使いがやってきて、壊れたおもちゃのコンパクトを直してくれるという幼い頃の夢を見た成。成はその時、女の子からおもちゃのコンパクトの片方を受け取っていました。そして、これが魔法使いのいた証明だと思いずっと持ち歩いていました。それからこなつに起こされて目覚めた成ですが、こなつからおもちゃのコンパクトについて聞かれたため、小さい頃にある女の子を助けたお礼の代わりに貰ったと答え、本当に助けたのは別の人で、その人が助けて女の子が笑顔になったのが印象的で自分も人を笑顔にしたくて「星見の里」で働いていたと話します。それを聞いて、こなつが何か聞きたそうにしていましたが、そこに久遠が入ってきて有耶無耶になってしまうのでした。
着替えてリビングに向かうと、皆は既に起きていて、更にエニスもいました。エニスは一番大切な書類を渡し忘れていたからと持ってきたようでした。それは、学園寮の家と土地の権利書でした。これが成の手に渡れば学園寮としての役目も終わるはずでしたが、成は両親と話し合って、この家を寮として使い続けてもらおうということに決めたことを告げます。エニスはその来栖家の決断に感謝し、皆は卒業するまでこの学園寮にいられることになりました。エニスは成にいつまでこの街に滞在するつもりなのか聞くと、成は2~3日と答え、今は「星見の里」の正式な職員になる話が上がっているからすぐに戻って頑張りたいと話します。それを聞いたエニスは好きなだけ留まって良いと話し、話を聞いていたのかと戸惑う成に対して、私が「星見の里」の代表だからと言うと、成は驚きます(成以上にこなつの方が驚いてたがw)。そして、「星見の里」の慈善事業の一環として、新しい管理人が見つかるまで臨時で学園寮の管理人をやってみないかと成に提案。それは成にとっても悪くない条件でしたが、成は女子ばかりのところに男の管理人というのはマズイのではないかと躊躇。寮生たちも、歓迎するこなつ&照と難色を示す久遠&静流で意見が割れますが、“皆が離れ離れにならずに済む”ということを最優先にして、成を臨時の管理人にすることに賛成。こうして、成は学園寮の臨時管理人としてしばらく滞在することになったのでした。
成が臨時管理人となった日の夜。歓迎会が行われ、それまで周囲が女の子だからと距離を取って接しようと思っていた成でしたが、こなつたちから家族の証として成の名前が書かれたドアプレートを渡されると、成も距離を置くのを止めて家族として接することを決意。その第一段階として、名前で呼び合うことになりました。その日の晩、成が戸締りついでに寮の周りを点検していると不審者を発見。不審者は寮生の誰かのパンツを持って逃走したため、騒ぎを聞きつけた寮生たちと一緒に不審者を追いかけます。その途中、寮生たちは次々と変身して魔法を使いますが、ことごとく失敗(久遠の場合はイチカワさんに問題があったがw)。最後に久遠の魔法で追い詰めてこなつの植物魔法で不審者を捕えようとしますが、元々魔法制御が苦手なこなつは、成からプレッシャーをかけられたことも災いして魔法に失敗して落ち込んでしまいます。こんなことでは人を笑顔にすることなんて出来ないとこなつは悲しげな表情で言いますが、成はそんなことない、祖母の墓の前で会ったとき、こなつが魔法で作ったたんぽぽの花束を貰って嬉しかった、こなつの魔法で俺は笑顔になれた、だから自信を持ってと励まし、こなつも元気を取り戻します。その後、不審者はフミの墓がある高台の方へ向かったため、成たちもそこへ向かいますが、不審者は高台の木の上で待ち構えていました。不審者は、こなつ達に対し、全員の力を使っても私を捕えられなかった、特別な力を持っていたとしても、上手く使いこなせないうちは宝の持ち腐れでしかないと言い放ち、それぞれにアドバイスのような言葉を送ります。そして、不審者はその場から去ろうとしますが、こなつはあなたを逃がしませんと言って、不審者を見据えます。そして、マギ・フィロスを目指す魔法使いとして、誰かの役に立てる魔法使いになるために、わたしの魔法で捕まえてみせると言って再び植物魔法を使います。必死に魔法をコントロールしようとするこなつを見て、成は彼女の震える手を握り、大丈夫と念じます。すると、こなつも落ち着き、握り返して微笑みます。そして、成から力を貰ったこなつは、見事に不審者を捕えることが出来たのでした。
こなつは魔法がちゃんと使えたことに安心して眠ってしまい、彼女の植物魔法が解けてしまいそうだたっため、こなつの頑張りを無駄にしないため、成は不審者に特攻をかけ今度は物理的に捕えます。しかし、不審者はエニスであり、成はエニスの股間にダイブしていました。エニスは股間に顔を突っ込まれたまま、動機について、普段生徒たちと遊べないからこんなときだけでもと思って、ただのおふざけで追いかけっこを始めたと自白。持っていた下着も本人の物で、姿が見えなかったのも幻覚魔法を使っていたからでした。その後、落ち着いたエニスは、今回の件で判明したある重大な事実について話があると成に言い、その事実を告げます。その言葉を聞いて、成だけでなく他の寮生たちも驚いて茫然としていました。皆が驚いたエニスの言葉・・・それは「あなたは、魔法使いよ」でした。
エニスは、先ほどの成とこなつのやり取りを見て、成の魔法は“触れた相手の魔法を制御する”というよりも“触れた相手の感情を沈静化させる”という類の大昔の魔法ではないかと推察。そして、校長という立場から1人1人の生徒を見てあげられることが出来ない自分の代わりに、その魔法を使って魔法の制御がまだ不安定な皆のサポートをしてほしいとお願いします。成の魔法なら、彼女たちの不安定な部分を何とかしてあげられるかもしれないからと。それを聞いた成も、快く引き受けます。こうして成は、寮の管理人としてだけではなく、皆の魔法のサポートもすることになったのでした。
翌日、皆のサポートをするため、まずは魔法の使い方を覚えようとした成。寮生の皆と一緒に学園の魔法練習場に行って魔法について静流から軽く講義を受けた後、昨日の再現をすべく協力してもらいますが、上手く出来ずに失敗して落ち込んでしまいます。こなつに励まされ気を取り直した成は、エニスの提案でエニス専属のお手伝いとなったことから、春休みが終わった後、皆と一緒に学園に登校することに。魔法に失敗して自信を失っていた成は、自分の魔法使いとしての資質に疑問を感じていてエニスにその疑問を投げかけますが、エニスはそれならと成を図書館へ連れて行き、とある人物を紹介します。その人は以前学園の屋上で寝ていた女性でした。その女性・・・御影にエニスは成の魔法の指導をしてほしいとお願いします。御影もエニスの頼みならを引き受け、成の指導をすることになりました。
翌日、成は図書館で御影から魔法の指導を受けますが、御影は壊滅的なほどに教え方が下手でした。成に教えるのはエニス校長から与えられた試練だと御影は考え、最初は教わる側の読解力が悪いと責任転嫁しますが、最終的にはエニスからの試練を受け入れ、再び成への指導を始めますが、なかなか思い通りには行かず、成は時間までに魔法を使う感覚を覚えることは出来ませんでした。その後、こなつと中庭で昼食を一緒に食べる約束をしていたため、中庭に向かいますが、その途中で目の前にいるのに顔が分からない謎の人物から魔法についてアドバイスを受けます。魔法を使う時に一番大切なのは自分の心に向き合うこと、何かを成したいという想いが魔力となるから、もう一度あなたが成し遂げたいと思っていることを考えてみなさいと。成は不思議に思いながらもその人の言葉を憶えておくことにしたのでした。
放課後、こなつがいなくて裁縫店に入れない久遠を発見。成は声をかけて一緒に買い物をしてあげます。一晩かけてイチカワさんを手当てした久遠は、翌朝お腹が空いたからと、こなつではなく、成にご飯を作れと頼みます。こなつは野菜を入れるから嫌というのが理由でした。成は珍しいこともあると思いながら、久遠の朝食を作ってると、久遠はポケットから手の平大のウサギのぬいぐるみを取り出して成に渡します。どうやら昨日のお礼のようでしたが、それを素直に認めず、結局いつものように成を蹴り上げます。その様子を見て、さっきまで久遠にご飯を拒否されてショックを受けていたこなつも、久遠が成に懐いたことを喜び、久遠はその恥ずかしさから再び部屋に戻ってしまうのでした。
久遠とも少しは仲良くなれた成は、それからも寮生やエニスたちと交流を深めていき、ようやく自分の魔法を制御することに成功しました。そんなある日、エニスから頼まれた倉庫整理をしていると、寮生の皆がやってきて手伝ってくれます。そして、整理もほぼ終わり、残りは大きな鏡を移動するだけでしたが、その鏡を皆で持って移動した後、成は違和感を少し感じたものの、特に気にすることなく倉庫を後にします。それから数日後、照がドッペルゲンガーが学園に現れるらしいという話を持ちかけたため、超常現象等が大好きな成はノリノリで探しに行くことにします。しかし、結局見つからずその日は終わりますが、後日、1日寮の仕事をしていた成が学園で痴漢行為を働いたという疑惑が浮上します。成はドッペルゲンガーが現れた時間は買い物をしていたとレシートを見せドッペルゲンガーの仕業だと言いますが、未だ皆は半信半疑でした。翌日、エニスに相談しに行くと、彼女が成のドッペルゲンガーを捕まえていて一件落着・・・と思いきや、事はそう単純ではありませんでした。鏡を覗いた人全員分のドッペルゲンガーが現れるというのです。しかも、その鏡は長年放置していたせいで、鏡を覗いた相手をトレースするときに人格が少しエッチになってしまうという不具合を起こしていました。
鏡がトレースできるのは1人につき1回のみ、ドッペルゲンガーを消すにはドッペルゲンガーを鏡の中へ戻さなくてはいけない。しかし、トレースした人間以外が元に戻そうとすると新たなドッペルゲンガーが生まれることになる。そのため、ドッペルゲンガーは成たちが自分たちで捕まえる必要がありました。しかし、偽者とはいえ相手も魔法が使えるため危険が伴うことから、エニスは奥の手を使えば自分でも捕まえられると言いますが、成はエニスに任せるべきか、自分たちで解決すべきか悩みます。(エニスに任せるパターンは最初は選べません)
成の補助魔法を使い皆で協力してドッペルゲンガーを捕まえることに成功した寮生たちは、寮に戻って祝勝会をあげましたが、そこへエニスがやってきて、今回の事件で成の魔法について確証が持てたと言い、成の魔法について説明します。成の魔法は信頼関係のある人の心を安らげる古の魔法“癒しの手”でした。失われた魔法とはいえ、“魔法制御ば上手くなる”という認識は変わらなかったため、皆は大して驚くことがなく、成はいじけてしまいます。そんな時、エニスから今回の事件を解決したお礼として遊園地のチケットを全員分貰い、成はこれを機に自分が気になる子に踏み込んでみようと決意しますが・・・。
・・・と、いうわけで、1人目は小向こなつちゃんでした~(*'∇')
プレイ前はエニス先生とどっちにするかすごく迷ってたけど、インストール後にコンフィグでノベルモードを確認してみたら、そもそもエニス先生が最初は攻略できないことが分かったため、こなつちゃんになりましたw
小向こなつ キャラクター紹介
フミが管理人をしていた寮に住む学園の魔法使い。成が青藍町に戻ってきて最初に出会った魔法使いでもある。魔法福祉部所属。ちょっと天然でドジっ子だが心優しい女の子で、フミが亡くなった後、来栖家の代わりにフミのお墓の手入れを定期的にしてくれていた。お花が好きで、悩んでたり辛いことがあったときは街の近くにあるタンポポ畑に1人でいることがあるが、その場所は成にしか教えていない。
人見知りが激しい同級生の久遠の面倒をよく見てあげている。年頃の女の子らしく、体重のことを気にしていて、他の寮生が体重を気にすることなく食事をしているのを羨ましく思っており、体重のことになると黒いオーラが出てブラックこなつになり、その時は全員ご飯の時間は草を食べさせられるw 暴走癖は他にもあって、実はムッツリスケベで成を相手にエッチな妄想をして暴走することが多いw
魔法で人を笑顔にしたくて、将来は「星見の里」で働くことが夢であり、そこで働く人に憧れている。その為、成が「星見の里」で働いていたことを知ると、実際に働いている人に出会えて感激していた。
得意魔法は植物魔法(フローラル)。魔法の杖は花。植物魔法は、花を咲かせたり散らしたり植物に関することなら色々と出来る。ただし、平常心は抜群の操作力を発揮するが、あがり症のため緊張すると制御がメチャクチャになり、失敗することが多い。魔法の制御は苦手だが代わり料理など家事全般が得意。さながら寮のお母さん的存在。
成の持っていたおもちゃのコンパクトが気になるようだが・・・。
小向こなつ編 攻略情報
こなつと久遠の様子を見よう→こなつを手伝いに行こう→こなつのことだ→こなつとお茶でもしようかな→みんなで力を合わせて捕まえてやろう(最初は強制的に選ぶことになる)
小向こなつ編 あらすじ
遊園地の自由時間にこなつと一緒に回った成ですが、それから数日は何の進展もなく、エニスの手伝いで徹夜続きで寝坊してしまいます。しかし、徹夜で作業したお蔭でエニスの仕事も一段落し、自由時間を得たものの、何をしていいか思いつかなかった成は、その日の昼休みにこなつや久遠と昼食を取ったときに相談しますが、そこへ魔法福祉部の部長・崎守昴がこなつに声をかけてきます。昴はこなつに放課後、部室に来るようにだけ言って去っていったため、こなつは自分が何かしたのかと不安になりますが、放課後は他に用事がある久遠の代わりに暇な成が同行することになりました。
放課後、こなつと一緒に魔法福祉部の部室へ向かった成。そこで昴からこなつに学外福祉活動への参加が認められたことを話します。学外福祉活動への参加は、こなつが魔法福祉部での目標にしていたもので、今までは資質は十分でも魔法の制御が不安定だったせいで認められませんでしたが、“癒しの手”がある成と一緒という条件付で認められたようでした。こなつは最初は大喜びしたものの、成の同行が必須と聞いて成に迷惑をかけてしまうと落ち込みますが、成から自分も手伝いたいから変な遠慮はしなくていいと言われ、喜ぶのでした。
そして翌日の放課後。昴に連れて行かれた場所は、魔法使いの子どもたちのいる保育園でした。園長先生との挨拶では緊張していたこなつですが、子ども達と遊ぶ時間になると緊張もほぐれ、すぐに子ども達と打ち解けます。しかし、魔法を使っている間はずっと成と手を繋いでいたため、最後は子どもたちに恋人だと囃し立てられ、2人とも照れてしまいます。その日の帰り、2人はお互いに何か言いたそうでしたが、結局言うタイミングを失い、こなつの初めての郊外福祉活動は終了するのでした。
それから数日後、街でお婆さんを助けているこなつを見た成は声をかけます。そして、魔法を使わないのなら郊外での人助けが出来ることから自主的にやっているという話を聞いた成は、魔法を使う機会があるかもしれないと言って、こなつの手伝いをすることにしますが、ふとこなつがマギ・フィロスを目指した理由が気になり、聞いてみると、こなつも成に確認したいことがあるから、それも合せて話がしたい、成に一緒に行ってほしい場所があると言っていつも行く近所の公園に連れて行きます。公園に着くと、こなつはマギ・フィロスを目指したケッカケとなった思い出を話します。
幼い頃、魔法学園を見に行きたいと両親に頼んで青藍町にやってきたこなつは、お店で魔法少女アニメのグッズを買ってもらって大はしゃぎして気が付くと迷子になっていて、公園をずっと歩き回っていました。当時からドジっ子だったこなつは、何もないところで転んで怪我して泣いてしまいますが、1人の男の子がやってきてこなつに魔法の言葉をかけてくれました。男の子に「痛いの痛いの飛んでけー」と言われたこなつは不思議と痛みがなくなっていました。こなつは男の子が言っていた魔法の言葉を本気で信じて、魔法は凄いと感じました。
そこまで話すとこなつは一度言葉を切り、今度は成に問います。「あの日のことを覚えてますか?」と。しかし、こなつが転んで壊したおもちゃを直したのは近くを通りかかった本物の魔法使いだったため、成さんが覚えているのはきっと私じゃなくて魔法使いの方でしょうと言います。成さんにとって、あの日の出来事は、魔法使いが実在すると知った日でしかなかったのだからと。そう言って、こなつは学園カバンの中から、ある物を取り出します。それは成が持っている魔法少女グッズのコンパクトの片割れでした。こなつは成のことをあの時の男の子だと出会ってすぐに気が付いていましたが、成の方はまったく気が付いていませんでした。
成はこなつに言われてようやくあの時助けた女の子の面影がこなつにあると気付き驚きます。そして、その時、女の子が「魔法使いになったらお兄ちゃんみたいにみんなを助けてまわりたい」と言っていたことを思い出し、こなつがマギ・フィロスを目指す理由に気が付きます。こなつは幾度かこの事を成に話そうとしましたが、自分から「立派な魔法使いになる」と言ってしまったため、打ち明けるなら“立派な魔法使い”になってから打ち明けようと思い直し、今まで話さなかったようでした。マギ・フィロスを目指したキッカケは成さんのおかげ、だからありがとう・・・そう話すこなつに対し、成もあの時助けた女の子の笑顔が忘れられなくて、もっと皆の笑顔が見たいと思い、「里見の里」に勤めようと思っていた事から、そのキッカケになったこなつの笑顔に「ありがとう」と感謝の言葉を返し、自分も一緒だと伝えます。そして、2人は自然と距離を縮めてキスをしょうとしますが、近くを通った魔法保育園の子どもたちに目撃され囃し立てられたため、キスは未遂に終わるのでした。
子どもたちの見ている前でこなつから告白を迫られたものの結局何も言えず、子どもたちからキング・オブ・ヘタレの称号を貰ってしまった成ですが(当然だ、このヘタレ)、その日からこなつにずっと避けられてしまっていたため、自分がヘタレだったのが悪いと反省し(当然だ、このヘタレ)、こなつに告白しようと決意します。そして、こなつの部屋を尋ねますが、こなつから心の準備が出来てからにしてほしいと言われ、成はその時を待つことにしました。
翌日、学園は定期試験でしたが、夕方になって皆が帰ってくると、こなつだけ元気が無かったことから、成と静流は異変に気づきますが、照から私たちが普段通りにしていれば向こうから話してくれると言われたため、ひとまずそのままにしますが、こなつとずっと一緒にいた久遠がトイレに行っている隙にこなつが置き手紙を置いて家出をしてしまい大騒ぎ。久遠はこなつが実技試験がダメでショックを受けていたから、辛い気持ちを分けてもらおうとずっと傍にいたけど何も話してもらえなかった、私やダメだったと落ち込みながら話します。そして、こなつを救えるのは成しかいないと言って成にこなつを託し、成はこなつを捜しに行きます。その時、成が思いついた場所は、以前こなつに連れて行ってもらったタンポポ畑でした。
成の予想通り、タンポポ畑にいたこなつは、成の前でポツポツと1人で話し始めます。成の魔法のおかげで自分の魔法を制御できていたのに、それを自分の力だと思ってしまっていた、だからいざ魔法を使おうとしたときに失敗したときのことを考えて不安になり、結局失敗してしまった。自分は子どもの頃の泣き虫から何も変わっていない。マギ・フィロスを目指すと言っておきながら口先だけでタンポポのように飛び立てないと話し、肩を小刻みに震わせます。泣いている彼女の顔なんて見たくないと思った成は、こなつを抱きしめ、こなつは飛び立てる、例え一度の風で飛び立てなくてもまた次の風を待ったらいい、それでも飛び立てないなら俺が背中を押してやる、泣き虫じゃなくなるまで支え続けてやると励まし、こなつに告白っぽいことを言います。だから泣かないでくれ、俺はこなつの、好きな人の落ち込んでいる姿なんで見たくないと。
すると、こなつは慌てて、泣いてない、落ち込んでなんかいない、もう一度がんばろうと決意しに来ただけだと落ち込んでいたことを否定します。それを聞いて唖然とした成でしたが、彼女が前向きな考えでいたことに安堵し、大きなため息をつくと同時に、先ほど自分は恥ずかしいことを言ってしまったことに気付きます。こなつは、成が言ってくれた言葉を一字一句間違えず覚えていて、“好きな人”と言ってくれたことを撤回しないでほしいと言います。そして、成の前で、いつまでも成さんに甘えてばかりいないで勇気を振り絞って飛び立ちたいと決意表明し、その勇気を出す第一歩として、成に「好きです」と告白してキスまでします。すると、成も改めて告白し、2人は恋人同士になったのでした。
恋人関係になった2人のことは寮生にはすぐにバレ、皆には祝福されます。それからの2人は、こなつが追試に合格するために、あがり症を克服する特訓を開始。御影の協力で2人は2日間ずっと手が離れない魔法をかけられ、2日間ずっと手を繋いだまま生活し注目され続けた結果(主に効果があったのはエッチの方でしたがw)、こなつはあがり症をある程度克服し、人前で魔法を使っても失敗しなくなりました(それと同時に学園中にバカップルとして有名になってしまいましたがw)。そして、数日後、こなつは追試に見事合格するのでした。
こなつが1人で魔法の制御に成功したという話を聞いた昴は、こなつに1人での学外福祉活動参加を許可し、こなつは独り立ちが認められたことに喜びます。そして、そのお祝いに成は何か驕るといますが、こなつは成と2人きりになれるのが1番のご褒美だと言って2人でタンポポ畑に行きます。こなつはここで成さんに告白したことで勇気が持てた、あの時のことが無かったら飛び立つことが出来なかったと言い、これから自分の夢に向かって歩いていきたい、だから成さんにはずっと見ていてほしいとお願いします。成もこなつのそんな決意に「もちろんだよ」と応えると、こなつは大輪の花のような笑みを浮かべます。その笑顔を見て成も笑顔になり、きっとこなつはこうして何人もの人を笑顔にしていくのだろうと思うのでした。
追試に合格したことで自信をつけ始めたこなつ。恋人生活も学外福祉活動も順調だったある日の事。この日もこなつは保育園で子どもたちの相手をしていましたが、施設が閉園時間になってもこなつがなかなか帰ってこなかったため、心配して久遠がこなつに電話しますが、繋がらず、昴に電話して聞くと、こなつが思いつめていたと話したため、事情を聞き、成はこなつを捜しに行きます。こなつはタンポポ畑にも学園にも商店街にもどこにもおらず、最終的に2人が幼い頃に出会った公園で発見します。成がこなつに声をかけると、こなつは元気なく返事します。保育園でこなつに懐いていた子が、こなつが他の子を構っていたために拗ねてしまい、こなつに構ってほしくて屋根の上に登ってしまいましたが、昴や園長先生が対処したお蔭で怪我をせずに済みました。成はそのことに責任を感じて落ち込んでいるものだと思っていましたが、こなつが落ち込んでいたのは別の理由でした。それは、子どもが屋根の上に登ってしまって、昴や園長がそれに対処している間、自分1人がただ立ち尽くすだけで何も出来なかったからでした。
いざというときに何もできなかった自分・・・実技試験に落ちた時から、それよりも前から、何も変わってなかったことに落ち込むこなつは、マギ・フィロスになることなんて絶対できないと言いますが、成はそれは違うと否定します。こなつは昴から独り立ちを認められた時に、泣き虫な自分から、ずっと飛べなかった自分から一歩踏み出すことが出来たと言っていた、少しずつだけどちゃんと進んでいる、だから今日は失敗したかもしれないけど、この失敗もいつか乗り越えられる、こなつは頑張り屋さんの女の子なんだからと言って、こなつの頭を撫で魔法を使います。大切な人を支えるための魔法を。それでも飛べないって言うなら、こなつが飛べるようになるまで俺が支えてやるからと伝えて。そして、こなつに魔法の言葉を教えつつ手の平を握ります。「痛いの痛いの飛んでいけ」・・・こうすればどんな辛さも瞬く間になくなるから。その言葉はこの公園で泣いていた小さな女の子にかけた最初の魔法でした。すると、その言葉を聞いたこなつは、自分がどうしてマギ・フィロスを目指そうと思ったのか、マギ・フィロスになって何をしようと思っていたのか、初心を思い出します。そして、大勢の人を笑顔に出来る立派な魔法使いになれるように頑張りますと言って、ようやく笑顔を見せるのでした。
昨日のことで自信を失ったこなつは、再び魔法の制御を失敗するようになってしまいました。“癒しの手”があれば今まで通り制御できるものの、それでは本当の意味で立ち直ったとは言えないため、成はどうしたら良いか悩んでいましたが、エニスから“癒しの手”で治せなくてもあなた自身で出来ることはある、彼女を支えてあげなさいとアドバイスされます。そして、こなつが変われるキッカケとなる出来事はすぐに訪れました。休日、外は集中豪雨でテレビの音も聞こえないほどでしたが、昴からこなつに電話がかかってきて、寮生全員に緊急招集がかけられます。急いで学園の魔法福祉部の部室に向かったこなつ達。そこで昴から、豪雨のせいで川の堤防が決壊しそうになっているという話を聞きます。魔法福祉部の仕事は2つ。近隣住民への避難の呼びかけと壊れそうな堤防の発見でした。そして、避難させることが最優先で、万が一の時は魔法の使用も許可すると言われ、寮生たちも早速行動に移ります。
川沿いの住民たちの避難誘導をしていたこなつ達ですが、向こう岸の住民の避難が進んでいなかったことから、久遠と静流と照の3人がそちらに向かいます。こなつは成と一緒に2人で避難誘導をしますが、避難する住民の中には保育園の子ども達もいました。不安そうな子どもを励ますこなつ。しかし、子どもを笑顔にした後のこなつの表情が寂しそうだったため、理由を聞くと、今のわたしじゃ魔法を一人で制御できなくて保育園には行けないから、もう会えないのかなと思って寂しくなったと答えます。成はまた制御できるようになるさと励まし、手を繋ぐとこなつは少しだけ元気を取り戻し、保育園の横を通りすぎようとしますが、その時、こなつは今にも崩れそうな堤防を発見。しかし、エニスと連絡を取っても今は他の堤防の修復をしているため、まだ行けないと言われますが、目の前の堤防はエニスが来る前に決壊してしまうのは明白だった事から、こなつはこのままじゃ家や保育園がなくなって子どもたちの大切な場所が無くなってしまうと思い、自分の魔法で堤防の補修をすることを決意します。しかし、自信を失ったこなつは魔法を使おうと思っても使うことが出来ず、成に自分にできるかどうかを問いかけます。それは成に“絶対上手くいく”と言ってほしいと暗に言っていましたが、成はあえて突き放す言い方をします。今のままなら上手くはいかないだろう、きっと失敗すると。その言葉にこなつはショックを受け、魔法を使うことを止めようとして後ろへ下がろうとしますが、成は彼女が下がる直前に「でも、大事なのは、こなつの気持ちじゃないか?」と問いかけます。こなつは、どうしたいんだ?と。成はこなつに人の意見で決めるのではなく自分で決断できるようになってほしいと思い、そういう言い方をしたのです。こなつの決断は「みんなの笑顔を守りたい」でした。つまり、魔法で堤防を直すことでした。そして、ゆっくりと前に進み堤防の前に着くと、成の“癒しの手”の補助を「もう必要ない」と言って断って1人で魔法を使い、見事に成功させます。そして、成は自分の手から卒業していった彼女を見て、こなつは立派な魔法使いになったと誇らしく思うのでした。
それから数ヶ月後。すっかり自信を付けたこなつは完全に魔法を制御できるようになっていました。そんなある日の事、成はある物をこなつに渡すために、彼女をデートに誘います。そのデートの場所はタンポポ畑でした。季節は夏になっていたため、もうタンポポはなくただの野ばらになっていましたが、その景色を見ながら、成は1枚のチケットを渡します。それは、マギ・フィロスのボランティア活動に参加するためのものでした。こなつは憧れの場所で職場体験ができると大喜びします。それには成も一緒に参加するつもりでしたが、2人がしばらくタンポポ畑を眺めていると、こなつはふとタンポポの花言葉について成に聞いてきます。成は知っていましたが、あえてこなつに知らないと答えると、こなつは“別離”“神託”“思わせぶり”・・・色々とあるけど、この花言葉が好きと言って成に微笑みかけます。こなつが好きなタンポポの花言葉。それは“真心の愛”でした。
小向こなつ編 感想
あがり症で魔法の制御を上手く出来なかったこなつちゃんの成長物語。最初はエッチで改善するというギャグみたいな展開でしたが、最後はしっかり自分で決断できるようになって立派に成長しましたね。エッチな妄想と暴走癖は変わらないままでしたが、それこそ、こなつちゃんらしいw
とにかく、前半から付き合ってもないのにイチャラブ感満載でした(恋人になる直前に主人公がヘタレるのはイラっとしたけど)。恋人になってからしばらくの間はほぼイチャラブオンリーになって大変良かったです。可愛いこなつちゃんがいっぱい見られて満足でしたね~。あかべぇもちゃんとイチャラブゲー作れるじゃないかと思いましたw 終盤は自信を失ったこなつちゃんが完全に立ち直るまでが描かれていてシリアスな展開になってますが、こなつちゃんの成長を描く上で、周囲に頼り切りだった彼女が自分で決断できるようになるという重要なシーンだったので、無駄ではなかったと思います。そういう意味では、イチャラブとシリアスを両立させたと言えるかな。とりあえず、きみしま青先生にかけられたシナリオの呪縛は解かれたんじゃないですかね!w
こなつちゃんは、お嫁さんスキルが非常に高く、いつもはわわ状態でイジりやすくて可愛らしく、しかも小柄な身体ながらもおっぱいが大きいロリ巨乳系な完璧な年下ヒロインでした。こなつちゃんを見てるだけでも癒されますな~(*´Д`*) 頑張り屋さんなところも応援したくなるし、母性的なところもあるし、しかもエッチに積極的で結構大胆なところがある。文句なしでした。もうお嫁さんにしたいですぞ(*´Д`*)b
Hシーンは6回。恋人になった後の中盤のイチャラブ期間に集中してて、最後の1回はエピローグになります。巨乳っ子なので期待していましたが、新妻プレイ以外の本番Hでおっぱい見せてくれたので非常に良かったです!やっぱり巨乳っ子はおっぱい見せなきゃダメですよね!!個人的には植物園でのデートが1番良かったかな~。パ○ズ○フェ○→バックでバックはちゃんとおっぱい見せてましたし、パ○ズ○フェ○もアングルは良かったです。パ○ズ○フェ○は1回目の射精がフェ○でしたけど、2回目がフェ○なしだったのが不満かな。まぁでも、巨乳っぷりを余すところなく見せてくれるので満足でした!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
一般シーンだと、こなつちゃんがいつでもどこでも可愛いので、これってところはないんだけど、お風呂掃除のCGが大変良いですね。下乳が最高です。でも、このCGを見て性癖がよく分かるような気がします・・・お尻やパンツに目が行くか、下乳に目が行くかでw 主人公はお尻とパンツが気になっていたようですが、自分はお尻やパンツにはまったく興味がないので、真っ先に下乳に目がいきましたが、それが何か(爆) ともあれ、こなつちゃんのおっぱい良いですね!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
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【小向こなつ編】【山吹久遠編】【九条静流編】【星川照編】【九条御影編】【エニス・ユートリア編】
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こなつちゃん可愛い(*´Д`*)b
こなつちゃんの抱き枕カバーとか欲しいわ~。あとタペストリー。もっとグッズ展開してほしいな。