坂東正章:「高血圧放置のススメ」は”犯罪”です!、ワニブックスPLUS新書、2016.
著者から頂いた賀状に紹介されていた本。
著者とは、20年弱前、管理実習の際に初めてお会いした後、賀状のやりとりをさせて頂いている。
さっそく入手。
世間では、高血圧放置を進める医師たちがいるらしい。
その言説に反対する本。
あふれた情報の中から、正しい情報を読み取る力。
情報リテラシー。
本でも健康食品でも何でも、売り手側に都合のよいことしか書かない。
そして、あたかも効果があるようなグラフを示したりする。
結果、読み手側は都合のよいように読み取り、錯覚を起こし消費行動を取る。
健康管理については誰も責任を取ってくれない。
責任は個人にかかる。
本の内容は、放置された高血圧でどんな合併症が引き起こされ、どんな経過をたどったかが著者の経験をもとに紹介されている。
そして高血圧と診断された際の対処法についても書かれている。
印象的だった文章。
「このたびの書籍を書き上げるにあたって、当院の医療を遂行できるのは、徳島赤十字病院をはじめとした、地域の急性期病院の存在があってのことと、改めて気付かされました。…(中略)…そしてそれを実感するために、高血圧を放置して不用意な緊急手術症例を送り、急性期病院スタッフを疲れさせてはならぬと自戒しています」
(p189 おわりにより)
地域医療連携ってこういうことなのだ。
それにしても私、素敵な医師との出会いを頂けている。
感謝
著者から頂いた賀状に紹介されていた本。
著者とは、20年弱前、管理実習の際に初めてお会いした後、賀状のやりとりをさせて頂いている。
さっそく入手。
世間では、高血圧放置を進める医師たちがいるらしい。
その言説に反対する本。
あふれた情報の中から、正しい情報を読み取る力。
情報リテラシー。
本でも健康食品でも何でも、売り手側に都合のよいことしか書かない。
そして、あたかも効果があるようなグラフを示したりする。
結果、読み手側は都合のよいように読み取り、錯覚を起こし消費行動を取る。
健康管理については誰も責任を取ってくれない。
責任は個人にかかる。
本の内容は、放置された高血圧でどんな合併症が引き起こされ、どんな経過をたどったかが著者の経験をもとに紹介されている。
そして高血圧と診断された際の対処法についても書かれている。
印象的だった文章。
「このたびの書籍を書き上げるにあたって、当院の医療を遂行できるのは、徳島赤十字病院をはじめとした、地域の急性期病院の存在があってのことと、改めて気付かされました。…(中略)…そしてそれを実感するために、高血圧を放置して不用意な緊急手術症例を送り、急性期病院スタッフを疲れさせてはならぬと自戒しています」
(p189 おわりにより)
地域医療連携ってこういうことなのだ。
それにしても私、素敵な医師との出会いを頂けている。
感謝