古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

観測の合間に見上げた空

2012-11-23 17:05:51 | 皆既日食2012Nov14
日食当日の朝は
夜半過ぎまでは曇ったり雨がぱらついたりしたが、
現地時間で2時を過ぎて以降は
こんな感じで晴れ上がってくれた。

そんなわけで日の出を待つ間
極軸合わせをしながら
南天の星々を眺めていた。
「ああ、本当に南半球まで来たんだなあ…」と思いながら。

以下、職場から借りていったEOS X50に魚眼ズームをつけて
ISO6400、固定1分露出で撮った南天の星々。

天の南極・極軸方向をつかむのにとてもありがたかった
大小マゼラン雲とアケルナル(右側の明るい星)、カノープス(天頂寄りの星)。


趣は確かに「冬の天の川」なのだけれど、
見るからに違和感ありありな
逆さまのオリオン、冬の大三角、すばる、木星。


「背面飛び」状態で東の空に昇ってきたしし座。
おおいぬ座も「背面飛び」。


薄明前についに姿を現した南十字。


これだけでも、夢のようなひとときだった。
その上皆既日食も見ることが出来たなんて、
本当に幸せな11/14の朝だったな~とつくづく思う。

海岸沿いの観測地で
雨や雲にやられてしまった皆さんには
本当に申し訳ないって感じですが。

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