ISON彗星とLovejoy彗星・１１／８＆９

昨日の朝と今朝の撮影分。

まずは１１／８朝の２つの彗星。
ラブジョイ彗星（C/ 2013 R1）はさらに明るくなってきて
もう少しで肉眼彗星になりそうな感じ。
月明かりが無い分露出を伸ばしたため、
尾もうっすら伸びてきた感じです。


EOS kiss X5＋500mmF5.6、９０秒露出×３コマコンポジット、２×２ビニング、上が北

一方、同じ日のISON彗星。
尾の存在ははっきりわかるものの、
低空に位置するせいも手伝って
悲しいかな相変わらずラブジョイ彗星に負けています。


EOS kiss X5＋500mmF5.6、６０秒露出×４コマコンポジット、２×２ビニング、上が北

実は薄明が始まる頃に、
先月バーストしたリニア彗星（C/2012 X1）が低空に上ってきたところも
撮影成功したのですが、
処理時間が取れなかったのでまたそのうちに。


さてさて、ラブジョイ彗星は十分高度が高いので、
今朝（１１／９）も雲がかかる前に撮影できました。


EOS kiss X5＋500mmF5.6、９０秒露出×４コマコンポジット、２×２ビニング、上が北

ちなみに、両彗星とも移動量が大きくなってきました。
コンポジットの際に核で位置あわせをすると
それがよく判ります。


何だか春先のパンスターズ彗星の時のように、
後から参戦した彗星（あの時はレモン彗星でした）の方が
本命よりも健闘している…みたいな状況になっています。
多分、月末の近日点通過までは
このやきもきした状況が続くのでしょう。