名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

岩屋寺から中之院へ

2020年09月22日 | 遊び


南知多町の岩屋寺へ行ってきた。


↑阿弥陀堂

↑経堂
知多半島の先端に近い寺は、霊亀元年(715)に開基された古刹で、
弘法大師や親鸞上人とも所縁が深いと言われる。









境内裏の大師ヶ岳麓には、五百羅漢像が並び、山道には
1番から88番までの札所があり石仏が安置されている。



山腹を辿る小径は急で、所どころに落石がある。



山頂から下っていくと奥の院に出る。


↑奥之院参道




深閑とした雰囲気の境内には、三重塔や稲荷社などが点在する。



奥の院の近くに中之院という小さなお寺があり、
境内の奥に軍人墓地がある。





山門を入ると雑草が生茂り、庫裏と思しき建物は
半ば朽ち始めていて無住のようだ。



この軍人像は、昭和12年の上海上陸作戦で全滅した、
名古屋第6連隊の兵士とのこと。



写真をもとに、コンクリート作家の浅野祥雲が
作ったと言われる。





数十年がたった今も、表情が生き生きしているのが
辛く感じる。

日進市の五色山大安寺や岩崎御嶽山などの祥雲作品を
見て回った時は、どことなくユーモラスな印象だった。

岩崎御嶽山の霊神碑脇にあった信者の石像は、
雑草に覆われた表情がリアルで怖かった。
心霊スポットへは、真っ昼間しか行けない。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
古刹は山の中~ (Rei)
2020-09-23 08:54:53
庫裏の破損が痛々しいです。
訪れる人も少なそう。足がなければいけませんよね。
地元6連隊の兵士像、心に沁みます。
浅野祥雲さんのこの作品はとてもリアル、
リアルなだけに昔を知る私は胸が痛みます。
6連隊の兵隊さんとも交流がありましたので。
それにしましてもたくさんの石の仏像に驚きました。
ここは知る人ぞ知るお寺さんなのでしょうね。
郷土史家の西先生に教えてあげたいと思います。
たくさんの写真見せて頂きありがとうございました。
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軍人墓地 (nko)
2020-09-23 09:21:54
Reiさん
もとは日泰寺の近くの墓地にありました。
進駐軍から廃棄命令がが出された時、管理人は自分を
銃殺してから破棄しろと言って守ったとのこと。
その後、知多の奥地に移った経緯やどんな方が管理
しているかも定かではありません。
お彼岸でも供花もなく、手入れもされていません。
地元ではたぬき寺と言われ、狸の置物がたくさん
雑草に隠れていました。
荒れ寺の軍人墓地はどうなるのでしょうか。
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遠出 (ryo)
2020-09-23 10:35:43
おはようございます!
遠出されたのですね。
落石もありましたか?
たくさんの石仏さまがあり
こんな場所に行くと身があらわれそうです。軍人さんの像、なんだか胸が痛み
ます。お顔がりりしいです。
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穴場 (nko)
2020-09-23 12:37:34
ryo さん
知多半島は観光スポットが沢山あって
どこも賑わっています。
穴場を狙って出かけましたが、静か過ぎて
ちょっと不気味でした。
B級スポットが好きでよく訪ねていますが、
ここは一級品でした。
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