朝方は晴れていたが
お昼前から雲に覆われ
今日も寒い一日となった。
椿の花びらが
観光ホテルの池で氷漬けになっていた。
↑ 千光寺HPより転載
昨日まで、飛騨千光寺所蔵の観音群像の摸刻をしていた。
実物は千光寺「円空仏寺宝館」で
たびたび拝観している。
↑ 千光寺本堂
三十三観音のうち、現存する三十一体は
現在も寺宝館で見ることができる。
丸木を三角柱に割り
鉈や鑿の彫り跡を残した像は
他では見られない味がある。
円空仏の摸刻を先輩長老に見てもらい
細部の手直しと彫り方の指導を受けた。
観音群像はひとまず修了して
次の課題に進むことになった。
次の課題は、岐阜県旧上宝村・薬師堂の
「聖観音菩薩」の摸刻である。
頭部に小さな阿弥陀如来を戴き
両手で蓮の花を掲げ
台座も木の葉の装飾が施されている。
難易度が少しずつ高くなっていくが
腕がなかなかついていかない。
山林の合間に 原木乾燥に 心がけている次第です。
飛騨から 豊後の山間に落ち着く折には、近隣の大工さんに託して来た思い出を 大切に 再度 挑戦している昨今です。田舎は、都会にて有難く、都会は 田舎に居て有難く感じるもののようです。
飛騨で暮らしておられたようですね。
木に触れ、円空仏に出会い、O住職と
囲炉裏の間で語り合った日を思い出します。
私も街にいて山を想い、ありがたく感じる今日この頃です。