今朝も冷え込みが強く、氷点下2度を記録した。
水たまりやバケツの水が凍っていた。
午前中は晴れ間が広がっていたが、空気が冷たく真冬並みの寒い一日だった。
昨日の続きで十二神将像の頭部に取り掛かった。
鼻や唇などの粗彫りをしたが、刃物の切れ味が悪く鑿跡がささくれ立ったり
残すところが欠けたりした。
途中で彫刻を中断して、研ぎをすることにした。
荒砥石はダイアモンド砥石を使い、中砥石は1000番、仕上は5000番を使っている。
8本の刃物を3時間ほどかけて研ぎあげた。
切れない刃物は余分な力を入れるので怪我をしたり、削ったあともきれいでない。
また砥石も常に平面を保っていないと、切れ味の良い研ぎが出来ないので、
使う前後の手入れは怠れない。