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幕府は使節団として竹内下野守を欧州各国へ派遣した。
福澤も同行をして、幕府からの支度金で英書を買い、日本へ持ち帰っている。
ヨーロッパでも土地取引など文化的なことに驚き、書物では分からないような、
ヨーロッパの生活習慣は日本人に判らない事柄である日常について調べた。
たとえば病院や銀行、郵便法、徴兵令、選挙制度、議会制度などについてである。
これら遣外使節団などへの参加経験を通じて、
福澤は日本に洋学の普及が必要であることを痛感する。
帰国後、啓蒙活動を開始。
不偏不党の理念のもと、世論を先導した。
古美術 崎陽
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