古美術 崎陽

古唐津 茶碗 他お茶道具等 古美術全般を取り扱う「古美術崎陽」のHP日記

幕末の長崎で活躍した人~「前野良沢」(11)

2012-05-16 06:35:16 | ホームページ更新
補足~7

『解體新書』~7

『解体新書』は一般に

『ターヘル・アナトミア』の翻訳書

と言われているが、

それ以外にも『トンミュス解体書』

『ブランカール解体書』『カスパル解体書』

『コイテル解体書』『アンブル外科書解体篇』

『ヘスリンキース解体書』『パルヘイン解体書』

『バルシトス解体書』『ミスケル解体書』

などが参考にされており、


表紙は『ワルエルダ解剖書』から採られている。

また和漢の説も引かれている。

各所に「翼按ずるに」と注釈がつけられている


(「翼」は杉田玄白の本名)

そのことからも、

単純な逐語訳ではなく、

杉田玄白らの手によって再構成された書

であると言える。



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