古美術 崎陽

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長崎で活躍した人~シーボルト

2009-12-15 16:41:32 | 長崎の歴史

「シーボルト」



(1)

「フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト」

1796年~1866年

ドイツの医師・博物学者

名前は標準ドイツ語読みではジーボルトである。

本人は南ドイツの出身であったため、

自らの名を「シーボルト」と発音していた。


ドイツの司教領ヴュルツブルクに生まれる

シーボルト家はドイツ医学界の名門だった。

父はヨハン・ゲオルク・クリストーフ・フォン・シーボルト、

母はマリア・アポロニア・ヨゼファ

シーボルトという姓の前にフォンが添えられているが、

これは貴族階級を意味し、

祖父の代から貴族階級に登録された。

シーボルト姓を名乗る親類の多くも中部ドイツの貴族階級で、

学才に秀で、医者や医学教授を多数輩出している。


父親ヨハン・ゲオルク・クリストフは31歳で亡くなったが、

ヴュルツブルク大学の内科学、生理学教授だった。

妻マリア・アポロニア・ヨゼファとの間に二男一女を儲けるが、

長男と長女は幼年に死去し、

次男のフィリップだけが成人した。

父の死は1歳1ヶ月のときで母方の叔父に育てられる。



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