古美術 崎陽

古唐津 茶碗 他お茶道具等 古美術全般を取り扱う「古美術崎陽」のHP日記

幕末期の長崎で活躍した人

2009-05-11 10:56:31 | 長崎の歴史
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 ポンペの医学校建設の志に共鳴した良順は

 まず医学伝習を海軍伝習から独立させるよう努力した。

 そのころ蘭医学は禁じられていたので、

 他藩からの医師は良順の弟子ということにして

 ポンペの講義を受けることができるように取り計らった。

 1857年11月12日ポンペは西役所の一室で(現在の長崎県庁)

 松本良順とその弟子達12名に最初の講義を行なった。

 その日が長崎大学医学部の創立日である。

 ポンペは、この日から五年間、生徒たちを、熱心に教育した。

 また診察治療は1万3千人以上になる。
 
 次第に多くの医師が集まり手狭となった西役所の一室から

 大村町の元高島秋帆宅に移った時、

 良順は病院を付置した医学校建設を決意した。
(後の長崎大学と付属病院である)

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