のみちをゆけば

北の山男が日々の生活、趣味の報告をします!

霧立沼

2021年05月07日 05時05分59秒 | ちょっと冒険

 

 4月下旬に出かけた霧立沼の報告です。

 

 カシミール3Dで地形図を眺めていて見つけた沼。

 名前が付いてるし、アクセスが比較的容易そう。

 夏は虫が凄そうだし、冬だと沼(水面)が見えない。

 まだ、水面が見えてないかもしれませんが、とりあえず出かけてみました。

 

 

 国道239号線の滝下橋から伸びる林道からスタート。

 すでに車が2台あり、人気秘境スポット?なのかと思うも、山菜採りの人々でした。

 

 ゲートは開いてますが、雪と倒木で車では入れませんでした。

 

 

 珍しく、かみさんもついてきました。

 って、アクセスが全然楽じゃなくて・・・

 

 

 直接、沼につながる沢を詰めましたが、滝をまく泥壁がかみさんにはハードと、尾根伝いにルート変更。

 

 後日の調査では、滝は3カ所あり、2つめまでは普通の高巻きで行けそうでしたが、遠方からの眺めで三つめは尾根に登らないと難しそうでしたね。

 

 尾根には鹿道があったけど、ドロドロで所々に雪も残っており、急な場所ではかみさんが滑落しかけたり・・・

 

 下の平坦地の向こうに沼があるのですが、降りたくなる欲望をこらえて忠実に尾根をたどりました。

 ちなみに、降りたら三つめの滝が待ち構えてます。

 ただでさえ、かみさんには厳しい道のりなのに、道を間違えたなんて言ったら・・・

 いつも以上に慎重に地図読みして進みました。

 

 

 ササが茂る針葉樹の尾根をやぶ漕ぎして、標高250mに到達。

 眼下に少しだけ沼の姿が見えました。

 とりあえず、少し青色が見えるので、辿り着いたら雪原だったって事は無いでしょう。

 

 

 慎重に入る尾根を選んで、鹿道を下降。

 

 

 木々の間に見えてきた霧立沼。

 

 

 出発から1時間20分で霧立沼の畔に到着。

 ヨシの上は歩けるけど、フワフワしていて気持ち悪い。

 カエルがにぎやかに鳴いてたけど、シカやクマの気配は無し。

 

 

 流れ込みがある沼の北側から。

 

 

 ぐるりと回って、沼の南東から。

 中央の山から尾根を降りてきました。

 もう少し、水面が出てる時に来たかったかなぁ。

 

 静かな沼にたどり着いて、かみさんのいら立ちも少し治まったような・・・

 

 

 お昼を過ぎて、お腹がすいてきたので、先を急ぎました。

 

 

 帰りは別のルート。針葉樹の林内は藪がひどくないかもね。

 そして、作業道のような地形もあったから、こちらのルートの方が歩きやすかったかも。

 

 

 雪と笹藪、鹿道をたどって。

 

 30分程度で、無事に林道まで下りました。

 

 かみさんは「楽しかった?」にはうなづくも、「もう二度と誘わないで」とも。

 いや~、失敗しましたね。

 

 そして、林道の入り口には、シカの死体が転がってて。

 行くときは気にしなかったけど、クマさんが寄ってたら帰れなくなるところだった(反省)。

 

 

 

 で、今回のルート。

 沢を登るのが最短ですが、沢のスキルが無いと無理でしょう。

 いきなりの笹藪漕ぎが辛そうですが、距離、標高差とも右のルートが良いでしょう。

 「急がばまわれ」でなく、「辛いけど近道直行」が正解なようです。

 

 水面が融けた頃か晩秋にでも、また行ってみたいですね。

 

 

 

 

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