4月下旬に出かけた霧立沼の報告です。
カシミール3Dで地形図を眺めていて見つけた沼。
名前が付いてるし、アクセスが比較的容易そう。
夏は虫が凄そうだし、冬だと沼(水面)が見えない。
まだ、水面が見えてないかもしれませんが、とりあえず出かけてみました。
国道239号線の滝下橋から伸びる林道からスタート。
すでに車が2台あり、人気秘境スポット?なのかと思うも、山菜採りの人々でした。
ゲートは開いてますが、雪と倒木で車では入れませんでした。
珍しく、かみさんもついてきました。
って、アクセスが全然楽じゃなくて・・・
直接、沼につながる沢を詰めましたが、滝をまく泥壁がかみさんにはハードと、尾根伝いにルート変更。
後日の調査では、滝は3カ所あり、2つめまでは普通の高巻きで行けそうでしたが、遠方からの眺めで三つめは尾根に登らないと難しそうでしたね。
尾根には鹿道があったけど、ドロドロで所々に雪も残っており、急な場所ではかみさんが滑落しかけたり・・・
下の平坦地の向こうに沼があるのですが、降りたくなる欲望をこらえて忠実に尾根をたどりました。
ちなみに、降りたら三つめの滝が待ち構えてます。
ただでさえ、かみさんには厳しい道のりなのに、道を間違えたなんて言ったら・・・
いつも以上に慎重に地図読みして進みました。
ササが茂る針葉樹の尾根をやぶ漕ぎして、標高250mに到達。
眼下に少しだけ沼の姿が見えました。
とりあえず、少し青色が見えるので、辿り着いたら雪原だったって事は無いでしょう。
慎重に入る尾根を選んで、鹿道を下降。
木々の間に見えてきた霧立沼。
出発から1時間20分で霧立沼の畔に到着。
ヨシの上は歩けるけど、フワフワしていて気持ち悪い。
カエルがにぎやかに鳴いてたけど、シカやクマの気配は無し。
流れ込みがある沼の北側から。
ぐるりと回って、沼の南東から。
中央の山から尾根を降りてきました。
もう少し、水面が出てる時に来たかったかなぁ。
静かな沼にたどり着いて、かみさんのいら立ちも少し治まったような・・・
お昼を過ぎて、お腹がすいてきたので、先を急ぎました。
帰りは別のルート。針葉樹の林内は藪がひどくないかもね。
そして、作業道のような地形もあったから、こちらのルートの方が歩きやすかったかも。
雪と笹藪、鹿道をたどって。
30分程度で、無事に林道まで下りました。
かみさんは「楽しかった?」にはうなづくも、「もう二度と誘わないで」とも。
いや~、失敗しましたね。
そして、林道の入り口には、シカの死体が転がってて。
行くときは気にしなかったけど、クマさんが寄ってたら帰れなくなるところだった(反省)。
で、今回のルート。
沢を登るのが最短ですが、沢のスキルが無いと無理でしょう。
いきなりの笹藪漕ぎが辛そうですが、距離、標高差とも右のルートが良いでしょう。
「急がばまわれ」でなく、「辛いけど近道直行」が正解なようです。
水面が融けた頃か晩秋にでも、また行ってみたいですね。
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