今日は最高気温が8℃。峠では雪も積もったようで、雨の寒い一日でした。
本題の、9月下旬に登った知床硫黄山の報告です。
登った日:9月下旬
装 備:日帰り、GPS、水は2リットル
登った人:単独行
行 程:
6:50 登山口 14:30
7:35 硫黄鉱山跡 13:50
8:50 硫黄川下降点 12:50
9:50 尾根 ↑
10:20 硫黄山山頂 11:20
データ:行程片道約6km、標高差1,300m
朝は3時半に起きて、カムイワッカの滝付近にある登山口に向いました。
カムイワッカの滝、駐車場に車を停めて先のゲートの脇を通って林道歩き。

ちなみに、この林道は徒歩で入る場合も許可が必要です。私は前日にネットで申請書を送りましたが、ゲート横に備え付けの書類に記載しても入れるようです。

5分ほどで登山口に到着。

細いミズナラの林の中を歩きました。木漏れ日が気持ちいい!

ウトロ辺りまでは知床の山全体が雲に隠れていたのですが、鉱山跡まで登ったら硫黄山の山頂だけ雲がかかっていました。

鉱山跡には石組みや木で作られた坑道の入り口のようなものがあります。

小さなミズナラの紅葉。

振り返ると青い海!

山の所々から噴気が上がっています。この辺りは岩とススキのミックスで、目印も少ないので天気が悪いと迷いやすいかもしれません。
ガレ場を過ぎるとハイマツの中に入り、歩きにくい場所もありますが道はよく整備されています。

急な斜面を降りて、硫黄川に降ります。

大きな岩がゴロゴロ。河原の岩は動くので意外に歩きにくかったです。

大きな一枚岩。結構傾斜があるので油断すると滑ります。

硫黄川は私が登った日は完全な枯れ沢でした。
所々に直登出来ない滝状の場所があるので、巻き道を歩きます。
これは左岸だったかな?

こちらは右岸に踏みあと。落ちたら怪我じゃすまなそうな危ない場所もありました。

岩場を過ぎると、火山灰のガレ場に入ります。

尾根に上がると荒々しい景色が広がります。

沢を歩いている時には想像がつかなかった眺めです。

登山口から3時間半。コースタイムより早いペースで登る事ができました。
雲に隠れた羅臼岳が迎えてくれました。

ほどなく、羅臼岳が雲から出てきました。

羅臼岳からの山の連なり。いつかは縦走路も歩いてみたいですね。

半島の先端方向には、なだらかな知床岳が望めます。

荒々しい東岳の斜面。
頂上では昼食をとり、景色をのんびり眺めながら、1時間ほど休憩しました。
雲の切れ間からは時折、羅臼方面の海岸線や国後島も見えました。

下山開始。登ってきた岩場を見下ろすと、良くこんな急なところを登ったなぁと思いました。

ちなみに、GPSの軌跡を見ると、地形図と実際の登山道の位置が微妙に違うようです。

知床岳。登山道はありませんが、ネットで調べて見たら登る人はいるようです。

東岳の下の方。灰色の所は硫黄が吹いた跡でしょうか?

尾根からは、オホーツク海に向って下ります。

色々とありましたが(後日報告)、2時間半ほどで鉱山跡まで下山。
順光になったので、ナナカマドが紅葉しているのに気付きました。

噴火口から見上げる硫黄山。

右側の沢はカムイワッカ川。下った所にカムイワッカの滝があります。

無事に登山口に戻りました。往復で7時間40分かかり、登りごたえのある山でした。
残雪期にも登って見たいような気もしますが、今度は誰かと行きたいですね。

全体的なGPSの軌跡。