天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

初冬初老の男留守を守る

2016-11-17 14:42:15 | 身辺雑記

国分寺市室内プール


妻が所用で郷里日南へ行って4日目、ひとり家にいる。
妻は夫が家を汚すことが大嫌いで特に風呂を心配した。必ず洗うようにいわれて面倒になり風呂は使わない、プールでシャワーするといったら妻の顔が輝いた。
仕事帰りにプールへ寄ってシャワーを使うことにした。これで文句あるまい。
プール入場料200円なら自宅の風呂を使うよりいいかもしれない。

冷蔵庫の中には煮た味噌汁の具材がタッパに入って数個もある。加熱して味噌を溶かせばいい状態になっているがいま葉物が高いので南瓜と玉ねぎばかり、かなり飽きた。炊飯器には飯がいっぱいできている。
面倒見のいい女房でありがたいのだがぼくも子どもじゃあない。妻のいないときくらい自分で好きなものを買ってきて食いたい。
コンビニに袋に入っているいろいろな飯(電子レンジに5分ほどかけると食えるやつ)を試してみたかったが、こんなに飯を炊いてあればそうもいかない。
レトルトの汁もの(豚汁、けんちん汁)も興味があったが冷蔵庫に味噌汁があるので見送り。
妻がいないのに自由になれない。

世の中とつきあわなくていいかと思いきや電話が予想以上に来る。
きのうはまず郵便局から届け物があるがいつがいいかという連絡。14時から16時を指定したからその時間階下にいてテレビを見ながら待っている。
いつもは二階に居住しているが玄関のピンポンが故障しているので階下にいなければならぬ。
届いたのは河口湖の妻の友人からの柿。
届いたことを電話しなくてはならぬ。
これはありがたいからそのくらいの手間はいいのだが、相撲を見ているとまた電話。

物売りではなさそう、ジェイコムから。今のシステムを変更しなくてはらぬから工事に家に入りたいという用件。これが長電話。
用件をていねいに説明すると20分はかかるのだろうがもう少し短い会話で済ませられないか。専門的な話は聞かされてもどうしようもない、電話で省いて来てから聞けば十分。
うちの固定電話はどこかが変で途中で切れてしまう。
するとまた向こうはかけ直す。また電話を取る。
電話の調子がよくないことが向こうの担当者にビビッドに知れてよかった面はあるものの煩わしい。
これで「ものみの塔」でも来たらえらいこっちゃ、と思ったがそれはなかった。

炊飯器のごはんを減らさなくてはならぬ。
ゆうべはレトルトカレーを買ってきてこれで飯をたくさん食べた。今宵もまたレトルトカレーで飯を食おう。
むかしレトルトカレーが出始めたときは「ボンカレー」だったが今はおそろしく種類が多いし味もさまざま。
インスタントラーメンとレトルト食品は日本人の繊細さがえらく発揮されている。

これなら男も女も別に伴侶がなくても生活はたやすくできる。
思えばよく妻と夫婦を40年もやってきたものだ。結婚とはなんぞや。奇跡かもしれぬ。妻も同様に考えているかもしれぬ。
せめて一度はトイレ掃除くらいしておくか、ご機嫌取りに。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 嫁と読書交流3弾目 | トップ | 玉鷲の空間技術 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
妻がいないのに自由になれない (あきら)
2016-11-18 05:16:30
この言葉は実に怖ろしく聞こえました。
知らず知らずのうちに妻は夫を呪縛している。
自由がこんなところまで蝕まれているなんて驚きです。
返信する

コメントを投稿

身辺雑記」カテゴリの最新記事