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天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

松井今朝子はブログも冴える

2022-04-06 05:53:00 | 身辺雑記
最近、松井今朝子をまとめて読んでいる。『吉原手引草』『銀座開化帖』『江戸の夢びらき』、そして今『家、家にあらず』を読んでいる。
1953 年9月28日、京都祇園に生まれる。南座にほど近い環境で育ち、子供のころより歌舞伎の魅力にとりつかれる。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了後、松竹株式会社に入社、歌舞伎の企画・制作に携わる。松竹を退職後フリーとなり、故・武智鉄二に師事して、歌舞伎の脚色・演出・評論などを手がけるようになる。

と、彼女のホームページで告げているように、江戸時代あたりの芸能に造詣が深い。作者のことをもっと調べていて、松井今朝子のホームページにたんねんに身辺雑記(日記)が綴られていて驚いた。以下にその1日を紹介(引用)する。
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松井今朝子のホームページ
2022年04月04日

豚肉とキャベツのゴマ醤油炒め
先週のQPで見た、料理新人さん向きの超カンタンな炒めもので、シンプルな調味のわりには意外と美味しく食べられました∈^0^∋塩を揉み込んだ豚細切れ肉を炒め、ざく切りしたキャベツよ薄切りにした玉ネギを炒め合わせ、酒と醤油とゴマ油少々を混ぜた合わせ調味料をかけて仕上げにすりゴマを振り混ぜただけ。合わせ調味料は温めてから加えたほうが野菜の水けが出なくて美味しく仕上がるとのこと。
今日は国内外のニュースでウクライナ侵攻に関して、首都近郊で起きた市民の虐殺を大きく扱い、これがあきらかに人道主義にもとった戦争犯罪に当たるところから、欧米のロシアに対する締めつけが一段と強化する転換点にもなりかねないという見方もあるらしい。それにしても第2次大戦後は戦争における人道的な観点がより重視され、兵器に関しても似たような基準が設けられているようだけれど、戦場で人道的に振る舞えるような人ばかりだとそもそも戦争なんて起きないんじゃないかという気にもなるし、また同じ人を殺すにしても非人道的な兵器がマズいとされるのはどうにも偽善的な匂いがして、ふつうの兵器なら人を殺しても構わないのか!といいたくなるし、第2次大戦中の空襲や原爆で市民を大量虐殺された日本に生まれ、第2次大戦後もベトナム戦争を始めさまざまな戦争で非人道的な映像をずっと見せられてきたワタシとしては、今回のウクライナ侵攻において欧米の反応が余りにも強いのは、人間やはり身近に感じられるかどうかが判断の大きな基準になることに改めて気づかされたし、そのことは人類全体としてもっと自覚的であったほうが今後のためにもいいように思えたのであります(-.-;)y-゜゜


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プロの小説家でエッセイを書くのを嫌う人がいる。自分というものがもろに出てしまうのが嫌で小説という複合的な形のほうが書きやすいということはしばしば聞く。それが素人との天地の隔たりであり、理解できる。まして日記をこまごま書いて発表する小説家は稀有な存在である。むかし日記という形で見せることを意識した作品はあったがブログをきちんと書く作家はそうはいない。
誰と何を食べたとか、馬に乗ったとかいうことをたんねんに書いている。料理が好きのようでその写真も綺麗に撮っている。原稿に追われて忙しい、と忙しいのに書いている。奇特な方である。
校正者が横にいないと思うが日記に誤字があると思えないのはさすが。小生がしょっちゅう誤字を書いていて正されることを恥ずかしく感じた。

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