北小ニュース

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4年 分割指導「分数をくわしく調べよう」

2022年12月09日 09時37分37秒 | 4年生の教室

12月9日(金) 

自分の言葉や図で分数を説明しているノートです。

分数は基準になる1を「何等分しているか」を説明するために、様々な図で表現しています。

学習が進んでくると、分母がちがっても同じ大きさの分数がいくつもあることに気づく子は、進んでノートに書いています。

 4年生では、学習する主題に合わせて、分割指導を取り入れています。今取り組み中の「分数をくわしく調べよう」の学習では分割指導を行っています。

今日の問題は分数のたし算でした。

 問題を提示します「5分の3メートルと、5分の4メートルのテープがあります。あわせて何メートルですか?」

 子どもたちは、問題を書きながら「今日はこの後何を聞かれるのか」考えながら、ノートに問題を書いています。

 「それって、仮分数?帯分数どっち?」とつぶやいた子がいました。これまでの学習の中で分子だけ足すことを「なんとなく」理解できている子のつぶやきです。

 そのつぶやきに共感した子が何人もいました。「そうそう」「どっちでかいたらいいのかなぁ~」と、授業開始五分、早くも分数のたし算のゴールが見えてきました。確認すると、全員、仮分数か帯分数で納得しているようです。そこでこんなことを言ってみます。

 「みんなは答えが仮分数か、帯分数って言っているけれど、数だけ見ると真分数にみえるなぁ…」

 「えっ?」「どういう事?」としばらく考えた子どもたちは「あぁ!」と次々に言います。

 「たしかに、先生が言っている事はわかる。分母も足したんじゃないの?」と「ほんまや」「ああ」「それダメ―」と声がでます。

 子どもたちの感覚的に分子しか足しちゃダメ!と感じ取れる力がすごいですよね。

 「では、分子しか足さない理由を考えてみよう」と今日の学習の目標をたてました。そのあとは、それぞれに図や文で考えを書いている子がいます。意外や、いつもこの自分の考えをどう表現するかに戸惑う子が多い印象です。「分かってるんだけど説明できない」状態です。

 この分数の学習ではそれぞれに、共通して「1を基に等分したことを」をつかって子どもたちが頑張って解決するために話し合っています。みんなの意見を参考に少しずつですが、ノートに正しい答えを書くのではなく、ノートに考えを書くことに慣れてきている印象です。

 今日の学習も、「分母も足すと1の大きさが変わってしまう」「分子だけ足すと5分の1の大きさが変わらないから大丈夫」と、分子だけ足す「理由」を見つけ出すことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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