14日日曜日、1学期から箕面市の小中学校全体で取り組んできた「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」の授賞式が行なわれました。
総合司会は北小の先輩の二中生でした。市長さんのごあいさつの後、受賞作品の発表とブロンズ像の贈呈が行なわれました。
会場は超満員、入りきれなかった人のために小ホールで実況中継が行なわれました。ノミネート作品とこれまでの取組の紹介がありました。
ブロンズ像は東小学校の図書委員会の人たちが作ってくれました。プレゼンテーターは中小のこどもたちでした。最初の受賞者は主演女優賞の「やまんばあさん」です。やまんばあさんは、冬支度が忙しく参加できませんでしたが、作者の富安陽子さんが12月に北小学校に来てくださいます。
次は、主演男優賞の発表でした。主演男優賞はすぎやまあきらさん作、中川だいすけさん絵の「もしかしたら名探偵」の主人公「ミルキー杉山」さんが受賞されました。ミルキーさんは事件がやまばに差し掛かっていたため、来られませんでしたが、画家の中川だいすけさんが来てくださいました。
作品賞は怪談レストラン編集委員会編の「幽霊屋敷レストラン」に決定しました。編集者の横山さんとおばけギャルソンが来てくださいました。
低学年が選んだ「絵本賞」は 田島征彦さん作の「じこくのそうべい」に贈られました。田島さんは「35年前に書いた絵本が、今の子どもたちに喜んでもらえたのがとてもうれしい。何年後の子どもたちにとっても、今楽しいと思ってもらえるような、何百年たっても子どもたちに読み継がれるような作品をこれからも書いていきたい。」とおっしゃっていました。
中学生が選んだ「ヤングアダルト賞」はあさのあつこさん作の「バッテリー」に贈られました。「作品の読者である子ども達が選んでくれたことがなによりもうれしい。この賞はこれからもがんばって作品を書きなさいというはげましのメッセージだと思ってすっとブロンズ像を大切にします。」とおっしゃっていました。
この後、箕面一中の生徒が代表してあさのあつこさんにインタビューをしました。あさのさんから箕面の子どもたちに「楽しいこと、おもしろいことは毎日の暮らしの中にいっぱいあります。その中に本を読む楽しさを一日一日の中にしっかり入れていってください。これからも、おもしろいと思ってもらえるような本を書いていきます。」というメッセージをいただきました。
授賞式の後、田島征彦さんの記念講演がありました。作品を作ったときのエピソードのあと、「じごくのそうべい」と「あつおのぼうけん」の読みが語りをしていただきました。式の後は、ロビーでサイン会もしていただきました。
中川さんも田島さんも一人ひとりの本に絵と名前を書いてくださいました。サインをいただいてとてもうれしそうにしている北小のお友だちもいましたよ。
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